阪神大賞典2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率10割、回収率約220!

2018年3月18日、阪神競馬場で阪神大賞典(GⅡ/芝3000m)が行われる。クリンチャー、アルバート、レインボーライン、サトノクロニクル、カレンミロティック、ヤマカツライデンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 人気薄は消し!

古馬の芝3000mを超える年間唯一のGⅠ・天皇賞(春)の有力な前哨戦として行われる阪神大賞典では人気も実力も兼ね備えた馬が活躍することが多く、特に直近5年では単勝1番人気が5連勝中、三連単の万馬券は一度もない。

人気着別度数
6-14人気0- 2- 1- 60/ 63
人気勝率複勝率単回値複回値
6-14人気0.0%4.8%018

集計期間:2008. 3.23 ~ 2017. 3.19

過去10年の結果から見ても、単勝6番人気以下の人気薄が1着になったことはなく、さらには単勝8番人気以下になるとすべて着外となっていることから消しと判定していいだろう。

※以降、5番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系・ニアークティック系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系・ニアークティック系のみが結果を残している。

ロイヤルチャージャー系といえば、ディープインパクトやオルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言える血統であり活躍も当然と言える。

また、ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドでどちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野ということもあり意外に感じるかもしれないが、阪神大賞典との相性は良い。

父系統着別度数
上記1- 2- 1-11/ 15
父系統勝率複勝率単回値複回値
上記6.7%26.7%4650

集計期間:2008. 3.23 ~ 2017. 3.19

ただし、今年2018年の出走予定馬の中に父・ニアークティック系の馬は1頭もいない。

ポイント3 前走馬体重は460kg~520kg以外は消し!

前走馬体重に注目するとスピードよりスタミナが要求されることが多い長距離戦では馬格がしっかりしている馬、馬体重が460kg以上となるような馬が活躍できている。

ただし、馬格がしっかりしすぎても後半でペースが上がったときのスピードが足りず活躍できない結果となっている。

前走馬体重着別度数
460kg~520kg以外1- 1- 0- 9/11
前走馬体重勝率複勝率単回値複回値
460kg~520kg以外9.1%18.2%6333

集計期間:2008. 3.23 ~ 2017. 3.19

なお、前走馬体重520kgを超えて3着以内に入ったのは2011年に単勝6番人気で3着となったモンテクリスエス(前走馬体重542kg)となっている。

ポイント4 前走逃げ・後方は消し!

前走で逃げや後方などの極端な戦法を取った馬は阪神大賞典では活躍できない傾向にある。

長距離重賞は騎手の駆け引きも重要な要素となるが、逃げ馬をじっくり見ることができる先行や中団からレースを進められる馬が好走できていることがわかる。

前走脚質着別度数
先行・中団以外0- 1- 2-10/13
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
先行・中団以外0.0%23.1%059

集計期間:2008. 3.23 ~ 2017. 3.19

特に逃げ馬の成績は悪く2014年に単勝3番人気で3着となったバンデのみが結果を残している。

ポイント5 前走5着以下は消し!

ここまでに実績を残してきている馬が活躍することが多いのが阪神大賞典の特徴で、前走5着以下と成績が悪かった馬は、さほど活躍できていない。

前走着順着別度数
5着以下2- 3- 5-14/24
前走着順勝率複勝率単回値複回値
5着以下8.3%41.7%3587

集計期間:2008. 3.23 ~ 2017. 3.19

他のポイントと比べると数字上は前走5着以下でも馬券圏内に入っている馬も多いし複勝率もそれなりに高いが、意外と絞りきれない部分もある。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
8- 3- 2- 0/13
勝率複勝率単回値複回値
61.5%100.0%283155

集計期間:2008. 3.23 ~ 2017. 3.19

なんと、好走率は10割、回収率も約220%を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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