ローズステークス2018の競馬予想分析!過去の血統と種牡馬の共通点

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2018年9月16日、阪神競馬場でローズS(GⅡ/芝1800m)が行われる。秋華賞に向けての最重要ステップであり、今年はGⅠ馬の出走はないものの注目馬が多く出走する。サトノワルキューレ、サラキア、カンタービレ、トーセンブレスなどが出走を予定している。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順 人気 種牡馬 母父馬
1 8 Tapit Dixieland Band
2 6 ディープインパクト クロフネ
3 3 ハーツクライ American Post
1 1 ディープインパクト シングスピール
2 11 ステイゴールド ボストンハーバー
3 6 エンパイアメーカー サンデーサイレンス
1 7 ディープインパクト Sadler’s Wells
2 1 ディープインパクト Gold Away
3 2 キングカメハメハ サンデーサイレンス
1 2 ハーツクライ スピニングワールド
2 15 キングカメハメハ サンデーサイレンス
3 9 ゼンノロブロイ シングスピール
1 1 ディープインパクト キングカメハメハ
2 9 キングヘイロー トニービン
3 10 ディープインパクト フレンチデピュティ
1 1 ディープインパクト Bertolini
2 2 ディープインパクト Machiavellian
3 3 ディープインパクト デインヒル
1 1 クロフネ サンデーサイレンス
2 10 テレグノシス サンデーサイレンス
3 7 ハーツクライ Seeking the Gold
1 4 ゼンノロブロイ フレンチデピュティ
2 6 ファルブラヴ サンデーサイレンス
3 5 キングカメハメハ キャロルハウス
1 5 アグネスタキオン Cozzene
2 1 マンハッタンカフェ Caerleon
3 10 ホワイトマズル トニービン
1 7 ステイゴールド サクラユタカオー
2 9 ダンスインザダーク Sharpo
3 1 フレンチデピュティ サンデーサイレンス

解析・分析:注目血統は?

近年はディープインパクトを筆頭としたサンデーサイレンス系種牡馬かミスタプロスペクター系種牡馬×母父サンデーサイレンスの組み合わせのいずれかという傾向が顕著に見られる。今年は後者の該当馬がなく、ディープインパクト産駒の取捨が重要となる。

特に相性の良い組み合わせは母父二アークティック系であり、欧州型・米国型・豪州型問わず活躍している。

2017年 カワキタエンカ(母父クロフネ)
2016年 シンハライト(母父シングスピール)
2015年 タッチングスピーチ(母父Sadler’s Wells)/ミッキークイーン(母父Gold Away)
2013年 ウリウリ(母父フレンチデピュティ)
2012年 ジェンティルドンナ(母父Bertolini)/ラスヴェンチュラス(母父デインヒル)

今年の出走予定馬の中ではサラキア、カンタービレ、トーセンブレス、フィフニティ、ラテュロスが該当する。過去の傾向と同様にこれらの馬達の活躍に期待したい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬 着別度数 勝率 複勝率
ルーラーシップ 2-5-3-28 5.3% 26.3%
ディープインパクト 65-45-45-241 16.6% 39.3%
エイシンフラッシュ 1-1-0-3 20.0% 40.0%
マンハッタンカフェ 7-5-10-85 6.5% 20.6%
ヴィクトワールピサ 2-2–2-27 6.1% 18.2%
ハーツクライ 13-16-19-126 7.5% 27.6%
ベーカバド 0–2–0-6 0.0% 25.0%
ディープスカイ 1-0-1-18 5.0% 10.0%

集計期間:2013.1. 1 〜 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

複数の産駒が出走を予定しているディープインパクト産駒の成績が一つ抜けているのがわかる。今年もサトノワルキューレ、サラキア、カンタービレと注目馬も多く見逃せない。

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