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2018年11月11日、京都競馬場でエリザベス女王杯(GⅠ/芝2200m)が行われる。

注目の1頭がノームコア。前走の紫苑Sは1.58.0の好タイムで、2着マウレアに3馬身差を付けて圧勝。早くから期待が高かった馬で、GⅠ初挑戦ながら有力視される存在だ。

騎乗するクリストフ・ルメール騎手は、秋華賞(アーモンドアイ)、菊花賞(フィエールマン)、天皇賞・秋(レイデオロ)、JBCスプリント(グレイスフルリープ)と4週連続GⅠ制覇中で、その記録更新にも期待がかかる。

とはいえ、“ルメール人気”もあって過剰に売れる可能性もあるだけに、しっかりと精査したいところ。疑ってかかる必要がありそうな3つのポイントに目を向けて掘り下げていきたい。


ポイント① 秋華賞を回避

紫苑Sを勝って秋華賞の優先出走権を得ながら、レース後の疲れが抜け切らずに秋華賞を回避。放牧に出て態勢を整え、このレースに狙いを定めてからは順調に調整されてきたが、この一頓挫あったことがどう出るか。

過去10年の連対馬で最も間隔が空いていたのは、オールカマーから中6週で参戦した3頭(2014年1着ラキシス、15年1着マリアライト、同2着ヌーヴォレコルト)。それ以上空いていた馬は【0・0・2・14】と苦戦している。

ポイント② 一線級と初対戦

エリザベス女王杯が古馬に開放された1996年以降、3歳で優勝した馬は8頭いるが、そのうち外国馬のスノーフェアリーを除く7頭中6頭は牝馬3冠戦の2レース以上に出走していた。残る1頭の2002年ファインモーションは無敗で秋華賞を制し、ここでも断然の人気に支持されていた。

ノームコアはGⅠ初挑戦となる。前走が大楽勝だったとはいえ、相手はほとんどが2勝馬で、同じ秋華賞トライアルのローズSと比べるとかなり低調な組み合わせだった。今回、相手関係のレベルは格段にアップする。いかに能力が高くても、いきなり古馬を含めた牝馬の一線級との対戦は厳しい面があるだろう。

ポイント③ 初の長距離輸送

ここまでの5戦はすべて関東圏でのレース。初戦は福島だったが、美浦トレセンから比較的近く輸送の負担が少ないだけに、レースでの長距離輸送は今回が初めてと言える。しかも、京都は行楽シーズンで、一般的に美浦トレセンを出発する早朝と、競馬場に到着する午後との温度差が大きく、輸送が特に厳しい時期でもある。

もともとテンションの高い面があるだけに、輸送による大きな馬体減がないか、テンションが上がり過ぎていないかなど、当日にしっかりとチェックしておいた方がいいだろう。

まとめ

前走で圧巻のパフォーマンスを披露したノームコア。ここで挙げた不安など全く問題にしないという可能性も十分にあるだろう。今、日本で最も頼りになるジョッキーを背に、歴戦の古馬を蹴散らすか。

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