クイーンカップ2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率6割超、回収率130超

2018年2月12日、東京競馬場でクイーンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。マウレア、フィニフティ、オハナ、レッドベルローズ、ツヅミモン、ソシアルクラブ、テトラドラクマらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 極端な人気薄は消し!

近年、3月のトライアルレースを使わず桜花賞などのGⅠレースに直行する馬も増えているクイーンカップは、2歳から続く勝ち抜き戦の様相を呈していることから、基本的には人気と実力を兼ね備えた馬が上位に入線する堅い決着になりやすいレースだ。

人気着別度数
9-16人気0- 1- 0- 77/ 78
人気勝率複勝率単回値複回値
9-16人気0.0%1.3%010

集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.11

過去10年の結果から見ると、単勝9番人気以下で馬券圏内に入った馬は1頭のみのため基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、8番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ネイティブダンサー系は消し!

血統からポイントを探すと父・ネイティブダンサー系の血統が不振の傾向にある。

ネイティブダンサー系の代表種牡馬はキングカメハメハで、どの競馬場でもどの距離でも比較的成績を残す万能型であるが、クイーンカップにおいては未だに結果を残すことはできていない。

父系統着別度数
ネイティブダンサー系0- 0- 0- 6/ 6
父系統勝率複勝率単回値複回値
ネイティブダンサー系0.0%0.0%00

集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.11

2010年に単勝10番人気で2着に入ったプリンセスメモリーが唯一のネイティブダンサー系産駒だが、父はキングカメハメハではなくスウェプトオーヴァーボードである。

ポイント3 前走平場・OPEN特別出走馬は消し!

クラシック直結のクイーンカップにおいては、既に重賞に出走して勝ち抜いてきた、もしくは好走してきた馬が活躍することが多く、なんとかクラシックに間に合わせようとして遅めにデビューした馬や重賞ではなくオープン特別に出走した馬にとって厳しい結果となっている。

なお、前走500万下特別戦に出走した馬は、クイーンカップで活躍しかろうじてクラシックに間に合う馬もいるので消しという判断には至らない。

前走クラス着別度数
平場・OPEN特別0- 2- 3-24/29
前走クラス勝率複勝率単回値複回値
平場・OPEN特別0.0%17.2%067

集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.11

500万下の条件線でも平場戦か特別戦で大きく結果が異なるので要注意だ。

ポイント4 前走先行・中団脚質以外の馬は消し!

東京競馬場の芝1600mでは、枠順や脚質による有利不利が出ることはあまりみられないが、クイーンカップにおいては、極端な逃げや追込の戦法を取った馬が活躍することは少なく、先行中団での戦い方が中心の馬が活躍するレースである。

前走脚質着別度数
先行中団以外0- 0- 1-18/19
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
先行中団以外0.0%5.3%08

集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.11

かろうじて3着に食い込んでいるのが2015年の単勝1番人気ロカであることからも、相当な素質馬や人気馬でなければ馬券圏内に入るのは難しいといえる。

ポイント5 前走からのレース間隔4週未満は消し!

クラシック本番に向けて、間隔を詰めて出走する時期ではまだなく、休み明け初戦であったり、それなりの間隔を開けて出走したほうが結果がでていることをデータは示している。

間隔着別度数
1-3週0- 0- 1- 8/ 9
間隔勝率複勝率単回値複回値
1-3週0.0%11.1%045

集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.11

使い詰め=使い減りというように考え、使い詰めの馬ほど上積みがなく消しと判断して問題ない。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
10- 7- 6-13/36
勝率複勝率単回値複回値
27.8%63.9%126144

集計期間:2008. 2.23 ~ 2017. 2.11

なんと、好走率は60%超、回収率も130%超を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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