クイーンカップ2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬とは?

2018年2月12日、東京競馬場でクイーンカップ(GⅢ/芝1600m)が行われる。マウレア、フィニフティ、オハナ、レッドベルローズ、ツヅミモン、ソシアルクラブ、テトラドラクマらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

1998年から長い間この時期に行われている歴史のあるレースだが、近年特に桜花賞・NHKマイルカップ・オークスなど春の3歳GⅠで好走する馬を多く輩出するようになっている。

昨年2017年の優勝馬アドマイヤミヤビはオークス3着、2着馬アエロリットはNHKマイルカップ優勝、4着馬レーヌミノルは桜花賞馬に輝いていることからも、クイーンカップのレースの価値が増しているのがわかる。

配当の傾向を過去10年で見てみると、単勝で10倍以上の配当となったのは過去10年で1回のみと1番人気とは限らずも4番人気までの人気馬が勝利していることもあり荒れる可能性は低い重賞とも言える。

2018年もこれまで同様の決着となるのか、一転して荒れた決着となるのか。

今回は過去10年のクイーンカップの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20162フロンテアクイーン
20163ロッテンマイヤー
20133ジーニマジック
20123エクセラントカーヴ
20102プリンセスメモリー
20093エイブルインレース
20082ライムキャンディ

注目点① 人気薄は狙っても単勝10番人気まで

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が7頭と少なく、該当馬が1頭もいないことも多い。

それでも人気別に見ると、単勝8番人気を中心に単勝6番人気から10番人気までに全馬が入っていることからも極端な人気薄を狙いづらい。

なお、人気順で見た場合に過去10年で単勝3番人気が不思議なことに1勝もしていない。

人気別集計 クイーンカップ 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気5- 1- 1- 3/ 1050.0%70.0%
2番人気3- 1- 3- 3/ 1030.0%70.0%
3番人気0- 3- 0- 7/ 100.0%30.0%
4番人気2- 0- 2- 6/ 1020.0%40.0%
5番人気0- 2- 1- 7/ 100.0%30.0%
6番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
7番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
8番人気0- 1- 2- 7/ 100.0%30.0%
9番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
10番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
11番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
12番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気
2016フロンテアクイーン7
2016ロッテンマイヤー6
2013ジーニマジック8
2012エクセラントカーヴ6
2010プリンセスメモリー10
2009エイブルインレース8
2008ライムキャンディ8

注目点② 前走は重賞以外で3着以内!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭が前走新馬戦もしくは特別戦で3着以内に入っている。

残り1頭も重賞での6着なので着順から見ると実力自体はあるものの、他馬との比較から何らかの理由で人気を落としていた馬が、いい意味で人気を裏切って馬券圏内に入ってくると言える。

前走着順別集計 クイーンカップ 過去10年

前確定着順着別度数勝率複勝率
前走1着5- 2- 3- 51/ 618.2%16.4%
前走2着3- 3- 2- 8/ 1618.8%50.0%
前走3着1- 1- 2- 9/ 137.7%30.8%
前走4着1- 1- 1- 6/ 911.1%33.3%
前走5着0- 1- 0- 10/ 110.0%9.1%
前走6~9着0- 2- 2- 26/ 300.0%13.3%
前走10着~0- 0- 1- 17/ 180.0%5.6%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走レース名前走着順
フロンテアクイーン菜の花賞2
ロッテンマイヤー新馬・牝1
ジーニマジック菜の花賞3
エクセラントカーヴ新馬・牝1
プリンセスメモリークリスマスローズS3
エイブルインレース京王杯2歳S(GⅡ)6
ライムキャンディ新馬・牝1

注目点③ 前走脚質は先行か中団!

今回の該当馬7頭すべてが前走先行か中団追走のレースをしていて、逃げや後方追走など極端な戦法を取った馬はまったく該当していないことがわかる。

ただし、人気馬であってもこの傾向は変わらず、特に逃げ馬は過去10年1頭も3着以内に入っていないことは検討の際に覚えておいても損はないデータとなっている。

前走脚質別集計 クイーンカップ 過去10年

前走脚質着別度数勝率複勝率
逃げ0- 0- 0- 16/ 160.0%0.0%
先行5- 3- 4- 35/ 4710.6%25.5%
中団5- 7- 6- 47/ 657.7%27.7%
後方0- 0- 1- 29/ 300.0%3.3%
マクリ0- 0- 0- 0/ 0

集計期間:2008年 ~ 2017年

前走脚質別集計 単勝6番人気以下 共同通信杯 過去10年

前走脚質着別度数
逃げ0- 0- 0- 0/ 0
先行0- 1- 3- 0/ 4
中団0- 2- 1- 0/ 3
後方0- 0- 0- 0/ 0
マクリ0- 0- 0- 0/ 0

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走脚質
フロンテアクイーン中団
ロッテンマイヤー先行
ジーニマジック先行
エクセラントカーヴ中団
プリンセスメモリー中団
エイブルインレース先行
ライムキャンディ先行

注目点④ 人気馬の中枠、人気薄の内枠・外枠

枠別の成績に注目すると3枠と5枠が好成績を残しているが、3着以内に入った13頭中12頭までもが単勝4番人気までの上位人気に支持された馬となっている。

逆に過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭までが1枠2枠の内枠か7枠8枠の外枠となり、本来枠順による有利不利は関係ないコースと言われている東京競馬場の芝1600mの結果としては興味深いデータとなった。

ただし、冬開催のみで使用されるDコース(Aコースから9メートル外に内柵を設置)使用時の全レースの枠別の成績でも中枠が好成績を残しているので、共同通信杯に限った傾向ではないことがわかる。

人気薄の激走馬を検討する際には枠順にも注意が必要である。

枠番別集計 共同通信杯 過去10年

枠番着別度数勝率複勝率
1枠0- 2- 1-16/190.0%15.8%
2枠0- 1- 3-16/200.0%20.0%
3枠4- 1- 1-13/1921.1%31.6%
4枠0- 0- 0-20/200.0%0.0%
5枠3- 2- 2-13/2015.0%35.0%
6枠1- 2- 1-16/205.0%20.0%
7枠0- 1- 3-16/200.0%20.0%
8枠2- 1- 0-17/2010.0%15.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
枠番別集計 単勝6番人気以下 共同通信杯 過去10年

枠番着別度数
1枠0- 1- 0- 0/ 1
2枠0- 0- 2- 0/ 2
3枠0- 0- 0- 0/ 0
4枠0- 0- 0- 0/ 0
5枠0- 1- 0- 0/ 1
6枠0- 0- 0- 0/ 0
7枠0- 0- 2- 0/ 2
8枠0- 1- 0- 0/ 1

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名枠番馬番
フロンテアクイーン12
ロッテンマイヤー23
ジーニマジック712
エクセラントカーヴ23
プリンセスメモリー510
エイブルインレース714
ライムキャンディ815

枠番別集計 東京競馬場 芝1600m Dコース 過去10年

枠番着別度数勝率複勝率
1枠7- 12- 13-154/1863.8%17.2%
2枠11- 10- 20-152/1935.7%21.2%
3枠16- 16- 17-146/1958.2%25.1%
4枠22- 14- 17-145/19811.1%26.8%
5枠14- 13- 9-165/2017.0%17.9%
6枠14- 13- 11-167/2056.8%18.5%
7枠5- 14- 14-172/2052.4%16.1%
8枠15- 12- 6-173/2067.3%16.0%

集計期間:2008. 2. 2 ~ 2018. 1.28

まとめ

ここまでの4つの注目点から、まずは単勝6番人気から9番人気になる可能性のある馬で、前走重賞以外で3着以内に入り、そして、先行か中団で前走のレースを進めることができた馬を選定すると次の4頭が該当する。

アルーシャ
テンワールドレイナ
フィニフティ
モデレイト

ただし、本稿執筆時点でクイーンカップの登録頭数が23頭、しかもオハナとマウレアの2勝馬2頭と前走シンザン記念2着馬のツヅミモン以外は収得賞金がいずれも400万となっていて、どの馬が出走できるかはまだわからない。

出走馬確定や枠順確定を経て予想時点での最新情報も確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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