共同通信杯2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬とは?

2018年2月11日、東京競馬場で共同通信杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。グレイル、カフジバンガード、ステイフーリッシュ、サトノソルタス、ゴーフォザサミット、ブレステイキング、オウケンムーンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

共同新聞杯の歴史は古く、しかも積雪によりダート変更された数年を除いて1971年以降半世紀近くも芝1800mで行われている伝統のあるレースとなっている。

3歳クラシック路線の年明け初戦にこのレースを選ぶ馬、日本ダービーと距離こそ違えど場所は同じ東京競馬場のコースを経験させるために出走させる馬などが揃うことでも知られている。

配当の傾向を過去10年で見てみると、三連単で10万円以上の配当となったのは唯一フルゲートで行われた2008年の1回のみ、三連複に至っては3桁配当が3回も発生するなど、実力馬が人気通りの決着で堅く収まることも少なくない。

2018年もこれまで同様の堅い決着となるのか、最終登録段階では2008年以来のフルゲートとなる可能性もありこれまでと一転して荒れた決着となるのか。

今回は過去10年の共同通信杯の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20172エトルディーニュ
20161ディーマジェスティ
20133マイネルストラーノ
20112ユニバーサルバンク
20093トップカミング
20081ショウナンアルバ
20083マイネルスターリー

注目点① 人気薄は狙っても一桁人気まで

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が7頭しかおらず、年によっては該当馬がいないことすらある。

それでも人気別に見ると、該当馬7頭中6頭までもが単勝6番人気から9番人気までに入っていることからも極端な人気薄を狙うのは得策ではないことがわかる。

なお、人気順で見た場合に過去10年で単勝1番人気から3番人気の複勝率がいずれも60%と同じだということも馬券検討の際には注目が必要である。

人気別集計 共同通信杯 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気2- 2- 2- 4/ 1020.0%60.0%
2番人気2- 3- 1- 4/ 1020.0%60.0%
3番人気3- 1- 2- 4/ 1030.0%60.0%
4番人気1- 0- 1- 8/ 1010.0%20.0%
5番人気0- 2- 1- 7/ 100.0%30.0%
6番人気2- 2- 0- 6/ 1020.0%40.0%
7番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
8番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
9番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
10番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
11番人気0- 0- 1- 7/ 80.0%12.5%
12番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気
2017エトルディーニュ6
2016ディーマジェスティ6
2013マイネルストラーノ9
2011ユニバーサルバンク6
2009トップカミング9
2008ショウナンアルバ6
2008マイネルスターリー11

注目点② 前走着差は1秒未満

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭全部の前走着差は1秒未満の僅差だった。

3歳クラシック路線、真っ只中のレースである共同通信杯においては仮に前走で敗退していても大負けということではなく、僅差の接戦を繰り広げることが出来た馬が馬券圏内に食い込むことができることの証明と考えられる。

前走着差別集計 共同通信杯 過去10年

前走着差着別度数勝率複勝率
勝1.0~1.90- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
勝0.6~0.91- 1- 0- 0/ 250.0%100.0%
勝0.3~0.50- 2- 1- 6/ 90.0%33.3%
勝0.1~0.22- 0- 1-19/229.1%13.6%
勝0.01- 0- 0- 8/ 911.1%11.1%
負0.02- 1- 1- 7/1118.2%36.4%
負0.1~0.23- 2- 2- 7/1421.4%50.0%
負0.3~0.50- 3- 3-18/240.0%25.0%
負0.6~0.90- 0- 1-15/160.0%6.3%
負1.0~1.90- 1- 1-10/120.0%16.7%
負2.0~2.90- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走着順着差
エトルディーニュ20.3
ディーマジェスティ1-0.0
マイネルストラーノ80.7
ユニバーサルバンク20.0
トップカミング30.3
ショウナンアルバ1-0.1
マイネルスターリー50.2

注目点③ 騎乗予定は関東所属か短期免許の騎手

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭全部の鞍上は関東所属か短期免許の騎手である。

これは、同日が3場開催で騎手が分散すること、また京都競馬場で京都記念などの重賞が組まれていて関西の上位騎手がそちらに回ること、仮に東京競馬場にきていても上位人気に指示されるような自信のある馬でないと遠征していないことをあらわしている。

騎手分類別集計 共同通信杯 過去10年

騎手分類着別度数勝率複勝率
美浦7- 6- 6- 71/ 907.8%21.1%
栗東3- 2- 3- 15/ 2313.0%34.8%
地方0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
外国0- 2- 1- 7/ 100.0%30.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
騎手分類別集計 単勝6番人気以下 共同通信杯 過去10年

騎手分類着別度数勝率複勝率
美浦2- 1- 3- 0/ 633.3%100.0%
栗東0- 0- 0- 0/ 0
地方0- 0- 0- 0/ 0
外国0- 1- 0- 0/ 10.0%100.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名騎手所属
エトルディーニュ柴山雄一関東
ディーマジェスティ蛯名正義関東
マイネルストラーノ柴田大知関東
ユニバーサルバンクF.ベリー外国
トップカミング蛯名正義関東
ショウナンアルバ蛯名正義関東
マイネルスターリー津村明秀関東

注目点④ 前走は年明けに出走

今回の該当馬7頭中6頭までもが、前走は年明け1月以降の出走だったことがデータからはわかる。

これは、クラシック戦線の先頭集団は共同通信杯から始動する場合、上位人気に支持されることが多く、それを追いかけるグループがここに含まれているといえる。

馬名前走月
エトルディーニュ1月
ディーマジェスティ11月
マイネルストラーノ1月
ユニバーサルバンク1月
トップカミング1月
ショウナンアルバ1月
マイネルスターリー2月

まとめ

ここまでの4つの注目点から、まずは単勝6番人気から9番人気になる可能性のある馬で、前走1着馬との着差が1秒未満、騎乗予定が関東所属か短期免許の騎手、そして、前走が年明け1月以降に出走した馬を選定すると次の1頭が該当する。

オウケンムーン

基本的には今回の該当馬を軸もしくは相手にして上位人気の馬との流しかフォーメーション馬券を検討すると良さそうだ。

また、仮に今回の該当馬が検討段階で単勝6番人気から9番人気に該当しなかった場合には、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想してボックス買いする方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気も確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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