クイーンカップ2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？東から桜花賞へのステップレースを展望

2018年2月12日、東京競馬場でデイリー杯クイーンカップ（GIII／芝1600m）が行われる。マウレア、レッドベルローズ、オハナ、ツツジモン、フィニフティらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望、過去の傾向（上位馬）を振り返っていこう。

日程・概要

2018年 2月12日(月)　1回東京6日目　23頭　[仮想出馬表] 【１１Ｒ】　 第53回デイリー杯クイーンカップ
３歳・オープン・Ｇ３(別定)(牝)(国際)(特指)　芝1600m (D)

出走予定馬・登録馬

毎年混戦のメンバー構成となる同レースだが、今年はディープインパクト産駒のマウレアが若干抜けている印象だ。

２戦２勝で挑んだ前走・阪神JF(GⅠ)では、初の遠征競馬、且つ直線で進路に詰まり踏み遅れる厳しいレースながらも、前が空いてからは良い反応をみせ３着に食い込んだ。

勝鞍２勝(新馬戦・赤松勝)を挙げている東京マイルが舞台に変わるのは全く不安がなく、まともなレースが出来ればここは勝ち負けだろう。

前走を見る限り、多少揉まれても馬群に怯まず突っ込めるような勝負根性も伺え、多少厳しいレースになっても馬券圏外になる絵は浮かびにくい。

現時点の賞金ではクラシック出走は怪しいので、地元のここできっちりと勝って今後に繋げていきたいという陣営の思いもあるだろう。迷わず本命視したい。

同じく関東馬のディープインパクト産駒、２戦２勝のオハナが続く。

マウレアほどのキレ味こそ感じないが、前走・菜の花賞では中山マイルの内枠という揉まれやすいケースにもきっちり対応し勝利、レースセンスの高さを感じさせた。

東京マイルでも勝鞍(新馬戦)があり、コース適性にもマウレア同様不安はない。

馬格がなく若干時計のかかってきた今の東京の馬場がどうかという感じこそあるものの、直線で捌ければマウレアに強襲するシーンがあってもおかしくはない。

単純な賞金額(出走賞金)ではメンバーで最上位の関西馬、ツヅミモンが次点。

前走のシンザン記念では勝ち馬アーモンドアイの爆発力には及ばなかったものの、番手からしっかりと脚を伸ばし連対を確保した。

父ストロングリターン(父父シンボリクリスエス)×母父ダンスインザダークという若干主流から外れた血統ではあり、東京マイルのトータルスピード勝負がどうかという嫌いはあるもののの、その分しぶとさやスタミナといった持続的な志向が強いのも確か。

再びスムーズに番手から雪崩込むようなレースができれば、ペース次第で一発があってもおかしくはないだろう。遠征を経験しているのも好材料だ。

期待された前走フェアリーSで案外だったテトラドラクマも巻き返しを狙っている。

どうも揉まれ弱いところがある同馬。前走は大外枠がプラスに作用すると考えたが、ポジションを取れず苦しい競馬になってしまった。最後は内に入ってしまうようなレースになり、不完全燃焼の印象。

広い東京コースに変わるのはプラス材料で、前走のコーナリングを見る限り左回りのほうが良さそうな印象もある。スムーズな競馬ができれば好勝負も。

他にも堅実なミュージアムヒル、レース上手なモデレイト、抽選組ではブエナビスタの娘ソシアルクラブ、ディープインパクト産駒の超良血アルーシャなどが虎視眈々と一発を狙っている。

登録馬は以下のとおりだ。

想定・予想オッズ