プロキオンS2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?夏のダート短距離重賞展望

2018年7月8日、中京競馬場でプロキオンS(GⅢ/ダ1400m)が行われる。キングズガード、サクセスエナジー、インカンテーション、ウインムート、マテラスカイらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


目次

日程・概要

2018年 7月 8日(日) 3回中京4日目 14頭 [仮想出馬表] 【11R】  第23回プロキオンS
3歳以上・オープン・G3(別定)(国際)(指定) ダート1400m

出走予定馬・登録馬

フルゲートには満たなかったもののGⅢにしては多士済々の好メンバーが揃った印象。昨年の勝ち馬でD1400mならとにかく安定して走るキングズガードが中心か。

このレースは一昨年が3着、昨年が1着とコース相性は申し分ないキングズガード。今年で7歳になるが、以前のような末脚一辺倒のレースだけでなく中団から徐々に押し上げるレースも板についてきた印象。昨年のMCS南部杯ではコパノリッキーにこそ破れたものの、ベストの距離から1F長いJpn1で3着したように、地力はこのメンバーでも上位だろう。

基本的には馬群をさばくタイプであり、頭数がフルゲートにならないのは好材料。連覇の可能性は十分にある。

かきつばた記念、さきたま杯と地方交流重賞を連勝中のサクセスエナジーも、58キロの斤量さえ克服できればチャンスは十分だろう。

どちらも小回りの条件ではあるが、2連勝の内容はこの距離(D1400m)への適性を示した格好だ。イーブンペースを得意とする印象があり、メリハリが求められる1200mよりは1400mの方が良いのは間違いない。広いコースに変わるのと、前走のJpnⅡ勝ちで斤量が58キロになる点だけを克服できれば。

まだまだ元気な古豪インカンテーションもここなら実績は最右翼。ベストはマイルの印象だが地力で押し切る可能性は十分だ。

明けて8歳になったものの、フェブラリーSで3着、かしわ記念でも3着とここにきて再度充実機に入った印象がある。以前に比べ淡白な面がなくなり、どんな展開でも粘れるようになってきたのは折り合い面の心境もあるだろう。故障が多く順調に使えなかっただけあって、まだ馬は若い。久々になる1400mの流れにさえ対応できればアッサリがあっても。

栗東S、天保山Sとオープンを連勝中のウインムートも勢いがある。砂をかぶらずに先行できれば逃げでも番手でも力を発揮できるタイプで、できれば外目の枠が欲しいところだ。

そのウインムートのハナを叩きそうなのがマテラスカイ。出否がまだはっきりしないが、果敢に挑戦したドバイGSでは世界の最強スプリンターに混じって5着と大健闘。帰国初戦で降級となった前走・花のみちSは逃げての完勝。スピード能力は現時点でも日本ダート短距離でトップクラスであり、出てくるようなら注目の1頭だ。

他にもダートに変わって粘り出てきたルグランフリソン、前走しぶとい逃げ切りだったドリームキラリ、ムラあるが能力は間違いないブラゾンドゥリスやサイタスリーレッド、経験豊富な9歳馬ブライトライン、藤懸騎手とのコンビで味が出てきたナムラミラクルなどが虎視眈々と一発を狙う。

登録馬は以下の通りだ。

馬名S性齢斤量
インカンテーション牡857
ウインムート牡556
エイシンヴァラー牡757
キングズガード牡757
サイタスリーレッド牡557
サクセスエナジー牡458
ダノングッド牡656
ドライヴナイト牡556
ドリームキラリ牡656
ナムラミラクル牡556
ブライトライン牡956
ブラゾンドゥリス牡656
マテラスカイ牡456
ルグランフリソン牡556

想定人気・予想オッズ

2番人気インカンテーション3.9倍
6番人気ウインムート6.8倍
12番人気エイシンヴァラー116.2倍
1番人気キングズガード3.3倍
14番人気サイタスリーレッド240倍
5番人気サクセスエナジー6.7倍
9番人気ダノングッド32.1倍
8番人気ドライヴナイト25.3倍
3番人気ドリームキラリ4.9倍
10番人気ナムラミラクル61.1倍
13番人気ブライトライン151.8倍
11番人気ブラゾンドゥリス76.2倍
4番人気マテラスカイ5.9倍
7番人気ルグランフリソン16.7倍
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