大阪杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年3月31日、阪神競馬場で大阪杯(GⅠ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはブラストワンピース、キセキ、ワグネリアン、ペルシアンナイト、エアウインザーらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

大阪杯の配当傾向

過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2010年の103,370円で、その他に万馬券が7回出ている。固く決着したのは2013年の1670円のみである。GⅡ時代の配当も含まれるがGⅠ昇格後もこの傾向は変わらず、人気薄の馬も積極的に狙いたい。

単勝オッズは2010年(2,150円)と2015年(1,200円)を除くといずれの年も人気馬が優勝している傾向があり、120-900円という配当となっている。こちらは人気薄に狙いを定め過ぎるのは危険と言える。

馬連は2010年(25,640円)に万馬券が出ている。その他に2012年の6,910円や2014年の7,020円など好配当も出ており、人気薄の馬の出番も十分にある。その一方で人気サイドで決着するケースもあり、人気馬もしっかりおさえる必要がある。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 母父ノーザンダンサー系に注目

好走馬の傾向を見ると父系はGⅠ昇格以前よりサンデーサイレンス系中心の傾向があり、特にディープインパクト産駒の活躍が顕著である。サンデー系は他にハーツクライ・ブラックタイド、ステイゴールド、マンハッタンカフェ、ゴールドアリュールが近年の好走馬の父となる。父サンデー系産駒の母系に注目すると母父ノーザンダンサー系との相性が良いことがわかる。

2017年 ステファノス(7人気/母父クロフネ)
2016年 ショウナンパンドラ(4人気/母父フレンチデピュティ)
2015年 ラキシス(4人気/母父Storm Cat)/キズナ(1人気/母父Storm Cat)
2014年 キズナ(2人気)/トウカイパラダイス(6人気/母父マルゼンスキー)
2013年 ショウナンマイティ(2人気/母父Storm Cat)
2012年 ショウナンマイティ(6人気)
2011年 ヒルノダムール(1人気/母父ラムタラ)
2010年 ゴールデンダリア(9人気/母父ノーザンテースト)
2009年 ディープスカイ(1人気/母父Chief's Crown)

予想参考データ② 人気薄の関西馬に注目

近年は人気の関東馬は上位争いに加わることがあるが、人気薄で激走は皆無である。穴馬は関西馬から選定するのが良いと言える。

2018年 ペルシアンナイト(6人気/池江厩舎)
2017年 ステファノス(7人気/藤原厩舎)
2015年 エアソミュール(6人気/角居厩舎)
2014年 トウカイパラダイス(6人気/田所厩舎)
2012年 ショウナンマイティ(6人気/梅田厩舎)

予想参考データ③ 関西所属騎手に注目

激走馬の鞍上に関しても関西所属騎手が鞍上のケースがほとんどを占めており、こちらも穴馬選定の際には重視したい。

2018年 ペルシアンナイト(6人気/福永祐一騎手)
2017年 ステファノス(7人気/川田将雅騎手)
2015年 エアソミュール(6人気/M.デムーロ騎手)
2012年 ショウナンマイティ(6人気/浜中俊騎手)
2011年 ダークシャドウ(8人気/福永祐一騎手)
2010年 テイエムアンコール(6人気/浜中俊騎手)/ゴールデンダリア(9人気/幸英明騎手)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはマカヒキ、サングレーザー、ステイフーリッシュだ。

マカヒキは友道厩舎・岩田康誠騎手騎乗、かつサンデー系×ノーザンダンサーの条件も満たす。ここで再度注目したい。

サングレーザーも浅見厩舎所属、サンデー系×ノーザンダンサー系と激走条件を満たす。昨年に続きGⅠ舞台での好走に期待だ。

ステイフーリッシュは矢作厩舎、藤岡祐介騎手のコンビに期待がかかる。GⅠではまだ結果を出せていないが今年に入り安定した走りを見せており期待したい。

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