NHKマイルカップ2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

5月5日、東京競馬場でNHKマイルカップ(GⅠ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのは、グランアレグリア、アドマイヤマーズ、ダノンチェイサー、ファンタジスト、グルーヴィットらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

NHKマイルCの配当傾向

過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2009年の2381,660円で、その他に2013年にも1235,600円と100万超えの配当が出ている。2014年(684,020円)・2017年(296,160円)など20万超えの馬券も10年中3年で出ている。2011年(7,920円)のように人気サイドで決着するケースもあるが、波乱の決着となる年が多く積極的に穴馬を狙いたいレースだ。

単勝オッズは2009年(3,980円)が最高配当で、2013年(3,430円)も人気薄の馬が優勝している。概ね上位人気の馬が優勝して2,3着が荒れる傾向が多いが、人気薄の馬も勝つ年もあり警戒は必要だ。

馬連は最高配当が2013年(21,890円)で、それ以外の年も3回万馬券が出ている。堅く決着することは少なく、対抗として穴馬の選定は必須と言える。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 好走血統に注目

父系に関しては近年はノーザンダンサー系あるいはサンデーサイレンス系が主に活躍している。サンデー系はダイワメジャーの活躍が非常に目立ち、その他では昨年(ケイアイノーテック)・2014年(ミッキーアイル)と優勝しているディープインパクト産駒も多数出走予定であり見逃せないだろう。

特に母系にナスルーラ系やノーザンダンサー系が含まれる馬が好走している。
[ナスルーラ系] 2017年 ボンセルヴィーソ(母父サクラローレル、母母父トニービン)
2016年 メジャーエンブレム(母母父Rainbow Quest)
[ノーザンダンサー系] 2018年 ケイアイノーテック(母母父Danzig)ギベオン(母父Ghostzapper)
2014年 ミッキーアイル(母父ロックオブジブラルタル、母母父Nureyev)
2011年 コティリオン(母母父ノーザンテースト)
今年は人気を集めるグランアレグリア、アドマイヤマーズ共にこれらの傾向を満たしているが、人気薄の馬でも注目したい。

一方でノーザンダンサー系種牡馬産駒はなど母父サンデー系との相性が良く、この傾向は人気を問わず見られており選定の際に重視したい。
2017年 アエロリット(母父ネオユニヴァース)
2015年 クラリティスカイ(母父スペシャルウィーク)
2014年 タガノブルグ(母父スペシャルウィーク)
2013年 インパルスヒーロー(母父サンデーサイレンス)

予想参考データ② 近走の成績に注目

激走馬の近走成績に注目するとファルコンステークスやアーリントンカップ、ニュージーランドトロフィーで好走しながら本番で人気を落とす馬や、1800mや2000mで距離適正の問題で惨敗した後に適距離に戻り激走する馬が多い。今回も該当馬は多く、注目したい傾向だ。

2018年 ケイアイノーテック(6人気/NZT2着)レッドヴェイロン(9人気/アーリントンC 3着)
2017年 ボンセルヴィーソ(6人気/ファルコンS2着、NZT3着)
2016年 レインボーライン(12人気/アーリントンC1着)
2014年 タガノブルグ(17人気/アーリントンC4着)/キングズオブザサン(12人気/弥生賞5着、皐月賞15着)
2013年 マイネルホウオウ(10人気/スプリングS3着)/インパルスヒーロー(6人気/ファルコンS1着)/フラムドグロワール(8人気/京成杯10着)
2012年 クラレント(12人気/弥生賞12着)
2009年 ジョーカプチーノ(10人気/ファルコンS1着、NZT3着)

予想参考データ③ 追い込み馬に注目

近年は追い込み馬の激走が多く見られる。逃げ・先行馬が残るケースも以前は見られたが最近の傾向を重視したい。以下に人気と道中の位置取りを挙げた。

2018年 ケイアイノーテック(6人気/17-15)レッドヴェイロン(9人気/11-12)
2017年 リエノテソーロ(13人気/9-9)
2016年 レインボーライン(12人気/9-9)
2014年 タガノブルグ(17人気/13-7)/キングズオブザサン(12人気/13-11)
2013年 マイネルホウオウ(10人気/16-14)/インパルスヒーロー(6人気/12-10)
2012年 クラレント(12人気/11-10)

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはハッピーアワー、カテドラル、トオヤリトセイトだ。

ハッピーアワーは相性の良いノーザンダンサー系種牡馬産駒×サンデー系の母系の条件を唯一満たす。脚質も合致しており、ファルコンS優勝馬ながら人気の盲点になっておりここは期待したい。

カテドラルは前走距離短縮で好走した経緯がある。追い込み脚質に変わりここでも注目だ。

トオヤリトセイトも前走のアーリントンCで追い込んで3着に好走している。父はドリームジャーニーの実績は当レースではないが母父ナスルーラ系と血統面の相性の良さに期待したい。

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