根岸S2018の競馬予想分析…サンライズノヴァが優勝するための4つのポイント

2018年1月28日、東京競馬場で根岸ステークス(GⅢ/ダート1400m)が行われる。カフジテイク、サンライズノヴァ、キングズガード、アキトクレッセント、ベストウォーリア、ブルドッグボス、ノンコノユメらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

唯一の4歳馬のサンライズノヴァは、出世レースのユニコーンSを勝つなど、東京ダートは4戦3勝と得意。今回と同じ舞台だった昨秋のグリーンチャンネルCでは、出遅れながらも豪快に差し切っている。

ここまでダートに出走した全10戦で1、2番人気に推されており、今回も上位人気は確実。しかし、その人気ほどの信頼感があるかは微妙なところだ。Vへのポイントを探っていく。


目次

ポイント① 4歳馬

根岸Sが現在の条件で行われるようになった2001年以降(中山で代替開催の2003年は除く)、年齢別で中心となっているのは、6勝2着7回の5歳と、5勝2着5回の6歳だ。

4歳は【3・2・1・34】とやや劣勢。3勝しているだけに、一見すると悪くないように思えるが、そうではない。優勝した3頭は2005年メイショウボーラー、2016年モーニンはともに続くフェブラリーSでレコードV、2010年グロリアスノアは同年秋のジャパンCダートで2着だった。過去の傾向からは、4歳でこのレースを勝つにはGI級の能力が必要とされることがわかる。

逆にいえば、サンライズノヴァがここを勝つようなら、GIでも活躍が見込めるようになるのだが……。

ポイント② 距離短縮

過去10年を見ると、好走しているのは前走で1400m~1600mのレースに出走していた馬が多い。前走が1800m戦だった馬は【1・1・2・10】。連対した2頭は前走がチャンピオンズCだった。

1800mのオープン特別で2着だったサンライズノヴァにとっては、不利なデータといえる。

ポイント③ 世代のレベル

現4歳世代のダート馬のレベルは、今のところ低いと言わざるを得ない。

先週の東海Sでは、4歳馬が2頭出走し、レパードS勝ちの実績があるローズプリンスダムが12着、レパードS2着のサルサディオーネはシンガリ負けだった。

昨年秋の古馬混合のダート1400m以上の重賞を見ても、3歳馬の出走が8頭とそもそも少なかったのが層の薄さを示しており、成績も【0・1・0・7】と振るわなかった。しかも、世代のトップクラスといえる2頭が1番人気に支持されたにもかかわらず、武蔵野Sでサンライズノヴァが12着、みやこSでエピカリスが8着と、年長馬に圧倒されていた。

ポイント④ 好走が続かない

3歳以降の成績を見ると、順に①⑥②④①⑥①⑫②着。見事に好走と凡走を繰り返している。しかも、馬券圏外に敗れた4戦のうち3戦は、鳳雛S4着、ジャパンダートダービー6着、武蔵野S12着と、いずれも1番人気を裏切っているのだ。

好走が続かないタイプだが、2着と好走した次の今回も連続で好走しることができるだろうか。

まとめ

現4歳世代のダート馬の代表格として、このあたりで力を示したいサンライズノヴァ。叔父に2007年のフェブラリーSを勝ったサンライズバッカスがいる血統背景からも、ダート界の頂点を目指せるだけの能力を秘めていることは確かだ。ここを勝って、その名の通りダート界の新星(ノヴァ)となることができるだろうか。

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