(C)Yusuke Tsutaya

前走は参考外、ここで初重賞勝利へ――。

2018年1月28日、京都競馬場でシルクロードステークス(GⅢ/芝1200m)が行われる。ダイアナヘイロー、アレスバローズ、ナックビーナス、ファインニードル、ディバインコード、セイウンコウセイらが出走を予定しているが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵は果たしているのか?

ここでは函館SSで2着に入っているキングハートに着目していこう。想定人気では執筆時10番人気と決して有力視されていない。しかし、実際は力のある馬で勝ってもおかしくない。

キングハートが勝利するための期待と不安について考察していこう。


期待① 主戦騎手との再コンビ

キングハートは前走2番人気で8着と期待を裏切る形となった。そこで手綱を取ったのは浜中俊騎手であり、近年主戦騎手としてコンビを組んでいる中谷騎手ではなかった。

ここでキングハートが中谷騎手と出走したレースの成績を確認していこう。その成績は4-4-0-3である。勝率36.4%、連対率72.7%という驚異的な数字を叩き出している。

中谷騎手に戻ることはプラスに働くことはほぼ間違いないことはお分りいただけただろうか。近走成績だけでなく、乗り替わりを考慮していくことも面白い。

期待② 京都競馬場との相性

競走馬には得意不得意な競馬場があることが多い。競馬場にもコース形態や右回り左回りなど特徴があるからである。そのため、馬の競馬場成績に着目すると興味深いデータを見つけられることがある。

ではキングハートの京都競馬場成績はどうだろうか?その成績は2-1-1-1である。勝率40.0%、複勝率80.0%と中谷騎手との相性だけでなく、京都競馬場との相性もすこぶる良いことが分かる。

競馬場成績に着目することで、キングハートの好走への期待が見えてきた。馬券に組み込む1つの要因として考えても面白い。

期待③ 前走は参考外

前述した通り前走は2番人気8着と人気を裏切る走りとなった。前走のオパールSの敗因は大幅な馬体重減(-12kg)および外枠が影響したと考えられる。そのため前走は参考外として考えるのもありかもしれない。

オパールS敗戦後は使い込んで体重が減少したこともあって放牧を挟んでリフレッシュした。そのため、シルクロードSには体重を戻して臨戦することが予想される。休み明けということになるが、体重を戻して出走できることはプラスに働く可能性が高い。

さらに、前走大外枠という負の要素があったが、ここで内枠を引くことができればこれに関しても前走と同じ結果にはならないだろう。当日の馬体重や枠に着目して馬券の買い方決めた方が良さそうだ。

不安① 休み明け

期待③ではリフレッシュ放牧を行うことで大幅に減ってしまった馬体重が戻り、ポジティブな効果をもたらす可能性について言及した。しかし反対に休み明けがマイナスに働くことも考えておきたい。

キングハートは休み明けに成績を残すことはできていない。前回の放牧でも馬券内に入るまでに3走かかった。このリフレッシュ放牧がプラスに働くか、マイナスに働くかは当日の馬体や調教を見て熟考する必要がある。

不安② 前走の敗戦

過去10年の3着以内馬の前走成績を確認してみると興味深いデータが手に入った。それは前走5着以内と6着以下の成績比較である。

前走5着以内は勝率10.5%、複勝率26.7%であり、6着以下は勝率1.4%、複勝率9.7%という結果である。前走でしっかり掲示板内を確保している馬が好走していることが分かる。

キングハートの前走着順は8着であり、このデータにおいては不安が増幅する結果となった。

まとめ

キングハートにとってこのレースで好走するために、ポジティブな要因が多いものの、データからは拭いきれない不安の存在が明らかとなった。

上記した要因に着目して馬券を購入しても面白いだろう。

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