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2018年1月28日、東京競馬場で根岸ステークス(GⅢ/ダート1400m)が行われる。カフジテイク、サンライズノヴァ、キングズガード、アキトクレッセント、ベストウォーリア、ブルドッグボス、ノンコノユメらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

現在中央競馬で行われているダート重賞の中では歴史が古く、現在は冬の東京開催最終日に行われるダートGⅠフェブラリーステークスの前哨戦としてすっかり定着した感のあるレースが根岸ステークスだ。

先日行われた東海ステークス(優勝:テイエムジンソク)同様に1着馬にはフェブラリーステークスへの優先出走権が与えられる。

昨年は比較的堅い配当傾向だったが、過去10年で見ると2008年を除いて6番人気以下の馬が必ず1頭は3着以内に入るなど、大荒れとまではいかないまでも必ずしも堅い決着とはなっていない。

2018年も昨年同様人気サイドの決着となるのか、2016年以前のような結果となるのか。

今回は過去10年の根岸ステークスの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名性齢人気
20162タールタン牡86
20163グレープブランデー牡810
20153アドマイヤロイヤル牡815
20142ノーザンリバー牡68
20133セイクリムズン牡710
20122トウショウカズン牡59
20113ダイショウジェット牡810
20101グロリアスノア牡411
20093セントラルコースト牡47

注目点① 単勝15倍以内の馬が1着で固定

該当馬のリストを見てもわかるように、1着に単勝6番人気以下の馬が入ったのは2010年のグロリアスノアただ1頭であることから、1着には人気上位単勝1番人気から5番人気、オッズでは15倍以内で選べばほぼ間違いがないことがわかる。

人気別集計 根岸ステークス 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気4- 2- 0- 4/ 1040.0%60.0%
2番人気1- 1- 0- 8/ 1010.0%20.0%
3番人気0- 2- 1- 7/ 100.0%30.0%
4番人気3- 0- 2- 5/ 1030.0%50.0%
5番人気1- 2- 2- 5/ 1010.0%50.0%
6番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
7番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
8番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
9番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
10番人気0- 0- 3- 7/ 100.0%30.0%
11番人気1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%
12番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
15番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
16番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

単勝オッズ別集計 根岸ステークス 過去10年

単勝オッズ着別度数勝率複勝率
1.0~ 1.40- 0- 0- 0/ 0
1.5~ 1.90- 0- 0- 0/ 0
2.0~ 2.92- 2- 0- 3/ 728.6%57.1%
3.0~ 3.93- 0- 0- 0/ 3100.0%100.0%
4.0~ 4.90- 2- 0- 3/ 50.0%40.0%
5.0~ 6.90- 1- 0- 10/ 110.0%9.1%
7.0~ 9.93- 1- 4- 8/ 1618.8%50.0%
10.0~14.91- 2- 2- 10/ 156.7%33.3%
15.0~19.90- 1- 0- 16/ 170.0%5.9%
20.0~29.90- 1- 0- 15/ 160.0%6.3%
30.0~49.91- 0- 2- 15/ 185.6%16.7%
50.0~99.90- 0- 1- 22/ 230.0%4.3%
100.0~0- 0- 1- 28/ 290.0%3.4%

集計期間:2008年 ~ 2017年

注目点② 穴馬は馬体重500kg以上を狙え

力のいるダートコースということもあり、人気がない馬体重500kg以上の馬が過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った9頭中8頭までを占めている。

馬体重別の成績で見た場合、500kg未満の馬でも3着以内に入っているケースもあるが、上位人気の馬については馬体重を気にする必要はないとも言える。

馬体重別集計 根岸ステークス 過去10年

馬体重着別度数勝率複勝率
440~459kg1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%
460~479kg1- 0- 1- 19/ 214.8%9.5%
480~499kg3- 2- 0- 28/ 339.1%15.2%
500~519kg4- 2- 4- 37/ 478.5%21.3%
520~539kg1- 6- 4- 37/ 482.1%22.9%
540~0- 0- 1- 4/ 50.0%20.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名馬体重
タールタン502
グレープブランデー534
アドマイヤロイヤル528
ノーザンリバー480
セイクリムズン514
トウショウカズン538
ダイショウジェット568
グロリアスノア516
セントラルコースト502

注目点③ 3コーナーで10番手以内につけられる脚を持っていること!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った9頭すべてが3コーナーで10番手以内につけている。

直線の長い東京競馬場のダートコースで人気もなく後ろ過ぎる場合にはまず届かないということをデータは示している。

馬名3コーナー4コーナー
タールタン66
グレープブランデー43
アドマイヤロイヤル89
ノーザンリバー57
セイクリムズン53
トウショウカズン33
ダイショウジェット99
グロリアスノア99
セントラルコースト22

注目点④ 人気馬でも人気薄でも関西馬!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った9頭すべてが関西馬であるが、この傾向は人気馬であっても変わりない。

むしろ、関東の東京競馬場でのレースにも関わらず、出走頭数の約7割が関西馬であることは特筆すべきともいえる。

調教師分類別集計 根岸ステークス 過去10年

調教師分類着別度数勝率複勝率
関東1- 0- 1- 33/ 352.9%5.7%
関西9- 10- 9- 88/1167.8%24.1%
地方0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

まとめ

ここまでの4つの注目点からまずは1着馬として最適な単勝5番人気以内かつ単勝15倍以内になりそうな関西馬を選定すると次の5頭が該当する。

カフジテイク
サンライズノヴァ
キングズガード
アキトクレッセント
ベストウォーリア

次に上位人気以外で前走馬体重が500kg以上の関西馬で、前走の3コーナー10番手以内につけていた馬をピックアップすると次の1頭が該当する。

ニシケンモノノフ

ただし、ニシケンモノノフは本原稿執筆時点では同日に京都競馬場で行われるGⅢシルクロードステークスにも登録しており、現時点ではそちらに向かう可能性が高い。

以上、今回は激走馬候補が比較的多頭数となってしまったが、ニシケンモノノフが出走する場合はニシケンモノノフから人気馬へ流す馬券なり、1着が上位人気馬固定で2着と3着のどちらかにニシケンモノノフを加えるなどで購入点数を絞ることが可能だ。

また、ニシケンモノノフがシルクロードステークスに回った場合には上位5番人気までの堅い決着を予想してボックス買いする方法もありそうだ。

実際にどのような結果になるだろうか、優先出走権狙いの馬の一発はあるのだろうか。

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