鳴尾記念2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬の共通点は?

2018年6月2日、阪神競馬場で鳴尾記念(GⅢ/芝2000m)が行われる。トリオンフ、トリコロールブルー、マルターズアポジー、ヤマカツライデン、サトノノブレス、アメリカズカップ、ストレンジクォークらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去6年(2000mへ変更後)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
13ステイゴールドBelong to Me
21ディープインパクトホワイトマズル
37ブラックタイドグラスワンダー
13ディープインパクトトニービン
22ディープインパクトクロフネ
313ブラックタイドブライアンズタイム
12キングカメハメハダンスインザダーク
28ハーツクライボストンハーバー
34ゼンノロブロイマルゼンスキー
11ジャングルポケットサンデーサイレンス
29シングスピールDubai Millennium
310デュランダルトニービン
16ゴールドヘイローミルジョージ
27ステイゴールドLyphard
33ディープインパクトUnbridled
12キングカメハメハサンデーサイレンス
21マンハッタンカフェStorm Cat
35ディープインパクトLycius

解析・分析:注目血統は?

父系はディープインパクトを筆頭にステイゴールド、ブラックタイド、ハーツクライとサンデーサイレンス系が圧倒的に優勢な状況である。

母系がニアークティック系との相性が良い。

[ニアークティック系] 2017年 ステイインシアトル(母父Belong to Me)/スマートレイアー(母父ホワイトマズル)
2016年 ステファノス(母父クロフネ)
2015年 アズマシャトル(母父マルゼンスキー)
2013年 エクスペディション(母父Lyphard)
2012年 ショウナンマイティ(母父Storm Cat)

今年の出走予定馬ではトリコロールブルー、タツゴウゲキ、ナスノセイカン、テイエムイナズマの4頭があげられる。過去の傾向からはさらにナスルーラの血もあれば強調材料となりうるが、今年は母系にナスルーラも併せ持つ馬は出走しない(ナスルーラのみであればサトノノブレスが該当)。父系ではあるがハーツクライ(母父トニービン)産駒のナスノセイカンに注目してみたい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
ディープインパクト66-45-45-24116.6%39.3%
メイショウサムソン4-3-1-457.5%15.1%
Regal Ransom0-0-0-00.0%0.0%
マーベラスサンデー2-1-0-1312.5%18.8%
ブラックタイド7-2-3-4412.5%21.4%
タートルボウル0-0-0-20.0%0.0%
ステイゴールド6-8-7-1054.8%16.7%
ハーツクライ13-16-19-1267.5%27.6%
ゴスホークケン0-0-0-30.0%0.0%
シンボリクリスエス4-2-6-506.5%19.4%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

ディープインパクト、次いでハーツクライが優れた成績を残している。この2頭と比較するとステイゴールド産駒は若干苦戦傾向にあり、割引く必要があるだろう。

また、近年の出走頭数は減っているもののマーベラスサンデーの同条件における成績も比較的安定しており、9ヶ月ぶりとなるタツゴウゲキの走りにも注目したい。

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