2018年11月11日、東京競馬場で武蔵野ステークス(GIII/ダート1600m)が行われる。ナムラミラクル、ユラノト、インカンテーション、ウェスタールンド、サンライズノヴァらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から勝ち馬を導き出していく。なお、特に明記していない場合、過去10年を対象とする。
目次
データ① 実績
勝ち馬10頭中5頭がダート重賞の勝ち馬で、残る5頭中3頭は東京ダートのオープン特別を勝っていた。例外の2頭はともに3歳馬で、オープン入り初戦だった。
また、勝ち馬10頭中8頭に東京ダートで準オープン以上の勝利か重賞2着があった。残る2頭も左回りのダートで勝っていた。
データ② 前走
勝ち馬10頭中5頭がダート重賞で、残る5頭中4頭は同開催の東京のダート戦だった。また、勝ち馬10頭中7頭が前走1着。
データ③ 年齢
3歳 【4・3・3・17】(勝率14.3%、連対率25.0%)
4歳 【1・1・2・19】(勝率 3.6%、連対率 7.1%)
5歳 【3・3・2・43】(勝率 7.5%、連対率15.0%)
6歳 【1・3・2・24】(勝率 3.3%、連対率13.3%)
7歳 【1・0・1・23】(勝率 4.0%、連対率 4.0%)
8歳以上【0・0・0・7】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)
3~5歳が主力になり、特に3歳馬は単勝回収率108%と妙味あり。
データ④ 性別
牡・騸馬【10・10・9・120】(勝率 6.7%、連対率13.4%)
牝馬 【0・0・1・ 8】(勝率 0.0%、連対率 0.0%)
データ⑤ 所属
美浦【2・0・2・37】(勝率 4.9%、連対率 4.9%)
栗東【8・10・8・91】(勝率 6.8%、連対率12.6%)
データ⑥ 人気
1番人気【2・2・2・4】
2番人気【1・1・0・8】
3番人気【0・1・1・8】
上位人気の成績は今ひとつで、波乱含み。
結論
4歳のサンライズノヴァが抜けた存在と言える。全6勝中5勝を東京ダートで挙げており、そのうち重賞1勝、オープン特別3勝と、コース実績はNO.1。東京ダートでオープン特別を連勝中と、臨戦過程も申し分ない。
同じ4歳のユラノトは2走前に東京ダート1400mで準オープンを勝ち上がり、続くオープン特別もV。逆転候補の筆頭になる。
イーグルフェザーは10月に東京ダート1400mで準オープンを勝ち上がった。全5勝が東京ダートで、重賞挑戦は3歳春以来2度目だが、コース実績と勢いが魅力だ。
同じく10月の東京ダート1600mで準オープンを勝ち上がったダンツゴウユウにもチャンスがある。
メイショウウタゲは東京ダートでオープン特別を2勝。7歳ながら、GⅠ初挑戦となった前走の南部杯で3着と充実している。