2019年11月3日、京都競馬場でみやこステークス（GⅢ／ダート1800m）が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。
レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。
人気が想定されるインティ、アングライフェン、ウェスタールンド、スマハマ、ワイドファラオなどは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか？
なお、特に明記していない場合は過去8年（2010～2017年、2018年は開催なし）のデータを対象とする。
目次
みやこステークスの勝ち馬傾向
過去10年のデータを見ると、1番人気が2勝、2番人気が4勝。比較的堅めの決着が多い。2015年は7番人気が優勝し、3連単18万円超となったが、この年は重賞未勝利馬が1番人気に支持されていた。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① ダートのオープン勝ちが必要
まず重賞実績に目を向けると、勝ち馬8頭中4頭がダート重賞の勝ち馬。残る4頭中3頭はオープン特別を勝ち、例外の1頭にはダート1800mのオープン特別で2着があった。
さらに距離実績を見ると、勝ち馬8頭中7頭がダート1800mで勝っていた。例外の1頭はダート1800m未経験で、芝1800mでＶ実績があった。
予想参考データ② オープンで掲示板を確保していた馬が中心
前走のクラス別成績は以下の通り。
1600万下（0-2-0-12）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
オープン特別（3-3-1-24）
勝率 9.7％ │ 連対率19.4％ │ 複勝率22.6％
ＧⅢ（3-2-4-36）
勝率 6.7％ │ 連対率11.1％ │ 複勝率20.0％
ＧⅡ（0-0-0-4）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
ＧⅠ（1-0-0-1）
勝率 50.0％ │ 連対率50.0％ │ 複勝率50.0％
交流重賞（1-1-3-19）
勝率 4.2％ │ 連対率8.3％ │ 複勝率20.8％
また、前走着順は以下の通り。
前走1着（2-5-1-26）
勝率 5.9％ │ 連対率20.6％ │ 複勝率23.5％
前走2着（2-1-2-6）
勝率 18.2％ │ 連対率27.3％ │ 複勝率45.5％
前走3着（1-0-3-11）
勝率 6.7％ │ 連対率6.7％ │ 複勝率26.7％
前走4着（2-0-1-11）
勝率 14.3％ │ 連対率14.3％ │ 複勝率21.4％
前走5着（0-0-0-3）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
前走6～9着（1-2-1-13）
勝率 5.9％ │ 連対率17.6％ │ 複勝率23.5％
前走10着以下（0-0-0-27）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
予想参考データ③ 4歳が強い
年齢別成績は以下の通り。
3歳（0-3-1-12）
勝率 0.0％ │ 連対率18.8％ │ 複勝率25.0％
4歳（6-2-1-20）
勝率 20.7％ │ 連対率27.6％ │ 複勝率31.0％
5歳（1-3-4-40）
勝率 2.1％ │ 連対率8.3％ │ 複勝率16.7％
6歳（1-0-1-18）
勝率 5.0％ │ 連対率5.0％ │ 複勝率10.0％
7歳（0-0-1-5）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率16.7％
8歳以上（0-0-0-2）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
予想参考データ④ 牝馬は好走例なし
牡・騸馬（8-8-8-94）
勝率 6.8％ │ 連対率13.6％ │ 複勝率20.3％
牝馬（0-0-0-3）
勝率 0.0％ │ 連対率0.0％ │ 複勝率0.0％
予想参考データ⑤ 東西ほぼ互角
美浦（1-2-1-13）
勝率 5.9％ │ 連対率17.6％ │ 複勝率23.5％
栗東（7-6-7-83）
勝率 6.8％ │ 連対率12.6％ │ 複勝率19.4％
2019年の主役候補は？
4歳のスマハマは前走の名鉄杯でオープン特別2勝目を飾った。重賞でも東海Ｓ3着があり、今回は重賞初制覇のチャンスと言える。
同じ4歳のテーオーエナジーは重賞1勝、オープン特別2勝。近走は精彩を欠いているが、叩き2戦目で上積みが見込める。
インティはフェブラリーＳ、東海Ｓと重賞2勝。斤量59kgの克服がカギになりそうだ。
アナザートゥルースは2走前にアンタレスＳを勝ち、続く平安Ｓで4着。重賞で安定しており、引き続き期待できる。
