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2018年11月18日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(GⅠ/芝1600m)が行われる。

ペルシアンナイトは昨年、3歳馬として17年ぶりにマイルチャンピオンシップを制し、GⅠ初制覇。今年も春の大阪杯で0.1秒差の2着と好走し、改めて力を示した。秋は昨年と同じく富士S5着をステップに、史上6頭目の連覇を狙う。

舞台適性の高さやミルコ・デムーロ騎手との相性の良さは、改めて語るまでもないが、それ以外にも買い材料は多い。巻き返しに期待できる3つの根拠を挙げていく。


理由① 前2走の敗因は明確

休み明けだった前走の富士Sは5着だったが、メンバーで唯一、斤量59kgを背負っていた上、直線で入り口で他馬に前をカットされる致命的な不利。エンジンがかかるのに多少時間がかかるタイプなので、いかに直線の長い東京とはいえ、かなり痛かった。

2走前の安田記念(6着)も直線で進路がなく、脚を余す形で敗れた。加えて、時計の速い勝負が本質的に得意ではないだけに、コースレコードに並ぶ1.31.3で決着した極限のスピード勝負も合わなかったと言える。

昨秋は5か月ぶりだった富士S5着からマイルチャンピオンシップを制し、今春も休み明けの中山記念5着から大阪杯2着と巻き返した。休み明けでは毎回、馬体重が減っているように、1回使われることで筋肉が膨れて良くなるタイプ。今回もひと叩きされて、順調に調子を上げている。

理由② 時計がかかる馬場状態

昨年のマイルチャンピオンシップは稍重で、勝ちタイムは1.33.8。先述したように、時計が速くなるよりは、多少時計がかかる馬場の方が向く。

現在の京都は開催が進むにつれて時計がかかる馬場状態になっている上、今週末は金曜から土曜にかけて雨の予報。レース当日には良馬場まで回復したとしても、パワーを要する馬場になることが予想される。

1分32台前半や32秒を切る決着になるようだと、超高速決着となった安田記念1、2着のモズアスコット、アエロリットに分がありそうなだけに、時計がかかるようになるのはプラスと言える。

理由③ リピーター傾向が強い

過去34回の歴史の中で、連覇した5頭を含めて複数回連対した馬が12頭もいるように、リピーター傾向が強いレース。前年の優勝馬が、3番人気以内に支持されれば【5・0・0・2】、その年のGⅠでも連対していれば【4・0・0・2】と高確率で好走。もちろん連覇を狙って敗れた馬も多くいるものの、過去の傾向から見て、ディフェンディングチャンピオンがその年も順調に使われていて上位人気に推されるようなら信頼できることがわかる。

ペルシアンナイトは春の大阪杯で2着。秋も予定通りに昨年と同じステップから臨み、上位人気の一角になることが濃厚だ。さらに付け加えるなら、他に3歳でこのレースを制したのは1988年サッカーボーイ、1997年タイキシャトル、2000年アグネスデジタルと、いずれも歴史に名を残す名マイラー。そんな偉業を達成しているだけに、マイラーとしての資質やこのレースへの適性はかなり高いと見ていいだろう。

まとめ

あらゆる条件が好転しそうなペルシアンナイト。前走後も順調に調整され、連覇に向けて万全の態勢を整えてきた。充実の4歳秋を迎え、今年はどんなパフォーマンスを見せるか。

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