マイルチャンピオンシップ2017の予想分析…5つの消しで好走率約4割、回収率150超

2017年11月19日、京都競馬場でマイルチャンピオンシップ(マイルCS/GI/芝外回り1600m)が行われる。

エアスピネル、イスラボニータ、サトノアラジン、レッドファルクスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。

人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?


目次

ポイント1 3歳馬は消し!

まずは年齢から。以前の検証で行ったとおり、マイルCSは斤量の問題から、3歳馬の成績が芳しくない。

年齢着別度数
3歳0- 0- 1- 30/ 31
4歳3- 5- 3- 25/ 36
5歳4- 4- 5- 44/ 57
6歳2- 1- 1- 31/ 35
7歳0- 0- 0- 14/ 14
8歳1- 0- 0- 5/ 6
年齢勝率複勝率単回値複回値
3歳0.0%3.2%012
4歳8.3%30.6%7286
5歳7.0%22.8%12991
6歳5.7%11.4%6228
7歳0.0%0.0%00
8歳16.7%16.7%3820

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

基本的には4歳以上を買っていくべきだろう。

ポイント2 高齢馬は消し!

3歳馬が良くないが、6歳以上の高齢馬の成績もあまり良くない。

マイルCSは最強マイラー決定戦だ。スピードが問われるレースであるため、瞬発力の能力が衰えやすい高齢馬が穴を開ける可能性はあまり高くない。

年齢着別度数
3歳0- 0- 1- 30/ 31
4歳3- 5- 3- 25/ 36
5歳4- 4- 5- 44/ 57
6歳2- 1- 1- 31/ 35
7歳0- 0- 0- 14/ 14
8歳1- 0- 0- 5/ 6
年齢勝率複勝率単回値複回値
3歳0.0%3.2%012
4歳8.3%30.6%7286
5歳7.0%22.8%12991
6歳5.7%11.4%6228
7歳0.0%0.0%00
8歳16.7%16.7%3820

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

中心になっていくのは4、5歳馬というわけだ。

ポイント3 前走GIII以下は消し!

マイル王決定戦というだけあって、レベルの高い臨戦過程を歩んできている馬のほうがいい成績を残す傾向にある。

前走クラス着別度数
1600万下0- 0- 1- 0/ 1
OPEN特別0- 0- 0- 4/ 4
G33- 3- 1- 51/ 58
G22- 6- 4- 55/ 67
G15- 1- 2- 34/ 42
前走クラス勝率複勝率単回値複回値
1600万下0.0%100.0%0380
OPEN特別0.0%0.0%00
G35.2%12.1%6636
G23.0%17.9%8564
G111.9%19.0%6757

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

GIII以下は回収率が非常に低い。近年は以前に比べると富士ステークス組が結果を残すようになってきているものの、好走するのはほとんどの場合が人気馬。人気薄の台頭を期待するのであれば、別路線組を選ぶべきだろう。

ポイント4 前走後方待機組は消し!

マイルCSは末脚比べになることもしばしばだが、あまりポジションが後ろ過ぎる馬は強調できない。例えば前走後方待機組の成績を見てみると……

前走脚質着別度数
平地・逃げ1- 0- 1- 17/ 19
平地・先行2- 1- 3- 41/ 47
平地・中団7- 7- 3- 62/ 79
平地・後方0- 2- 1- 24/ 27
平地・マクリ0- 0- 0- 0/ 0
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
平地・逃げ5.3%10.5%3135
平地・先行4.3%12.8%5051
平地・中団8.9%21.5%11969
平地・後方0.0%11.1%023
平地・マクリ

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

ご覧の通り、非常に低いことが分かる。消していってしかるべきだろう。

ポイント5 前走大負けした馬は消し!

最強マイラー決定戦というだけあって、前走大負けした馬にはなかなかチャンスが巡ってこない。

前確定着順着別度数
前走10着~0- 0- 0- 42/ 42

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

基本的には順調にここまで歩んできた馬の中から軸を決めていくべきだろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
5- 5- 6-28/44
勝率複勝率単回値複回値
11.4%36.4%180138

集計期間:2007.11.18 ~ 2016.11.20

なんと、好走率は36%超、回収率も150%オーバーという極めて優秀な成績となっている。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。

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