毎日杯2018の最終追い切り分析…ブラストワンピースらの調教評価は?

2018年3月24日、阪神競馬場で毎日杯(GⅢ/芝1800m)が行われる。ブラストワンピース、ギベオン、シャルドネゴールド、ユーキャンスマイル、インディチャンプ、マイハートビートらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今週には最終追い切りが美浦、栗東の東西トレーニングセンターで行われた。これを受けて、体調や仕上がり具合を一週前の調教と最終追い切りから考察していく。


目次

最終追いきり診断

今回は上位人気が予想される馬を中心に見ていくことにしよう。

インディチャンプ・牡3歳(栗東・音無厩舎)

評価A

3月18日1週前追い切り栗東坂路(良)

4F59秒1―42秒0―27秒3―13秒1

岩田騎手騎乗で馬なりの調整。格上の1600万下の僚馬と併せて先着、好時計もマーク、1週前状態としては相当にいい仕上がり。

3月21日最終追い切り栗東坂路(不良)

4F53秒2―38秒7―25秒7―13秒3

重い馬場での馬なり併せ馬で一杯に追われたダンビュライトにクビ差先着。稽古駆けするとはいえ、1週前の坂路でも好時計をマーク、絶好調状態と言えそう。重馬場だけに時計は出ていないが、きっちりと折り合いは付いており死角は見当たらない。

ギベオン・牡3歳(栗東・藤原厩舎)

評価A

3月14日1週前追い切り栗東芝コース(稍重)

6F81秒2―64秒2―49秒6―37秒0―11秒7

バルジュー騎手騎乗で芝コース馬なりでの調整。前走からの出来はキープされていそうで負荷をかけた調整は必要なさそう。

3月21日最終追い切り栗東芝コース(不良)

6F89秒1―71秒9―54秒4―38秒8―12秒5

最終追い切りは芝コースで併せ馬。不良馬場のため時計は参考外でよい。イダエンペラー(3歳未勝利)を5馬身差追走して馬なりで併入。スライドの大きな綺麗な走りを見せており、まだまだ良化の余地を残していそう。動きは1週前以上で十二分に勝負気配。

ブラストワンピース・牡3歳(美浦・大竹厩舎)

評価A-

3月14日1週前追い切り美浦南Wコース(良)

82秒8―67秒0―51秒9―37秒0―12秒4

500万下の僚馬を追走し、自己ベストに近い好時計で先着。前走時の状態キープされている。

3月21日最終追い切り美浦南Wコース(良)強め

4F52秒3―37秒2―12秒6

エヴェリーナ(4歳上500万下)と強めに追っての併せ馬、3馬身差を追走して余力残しで1馬身先着。一週前に続いて最終追い切りも抜群の動きを見せている。少しモタモタすることがあるが、反応自体は悪くない。

シャルドネゴールド・牡3歳(栗東・池江厩舎)

評価A-

3月14日1週前追い切り栗東坂路(良)

4F53秒6―39秒4―25秒0―11秒7

川田騎手を背に500万下の僚馬を相手に一杯追って好時計をマーク。坂路時計全体が速かったのは事実だがそれでも優秀なタイム。

3月21日最終追い切り栗東坂路(不良)

4F53秒4―38秒8―25秒6―12秒9

単走馬なり不良馬場での追い切りのため時計は参考程度。一週前の坂路で一杯に終われているので最終調整はこれで十分そう。

ユーキャンスマイル・牡3歳(栗東・友道厩舎)

評価A-

3月14日1週前追い切り栗東CWコース(良)

6F83秒2―66秒8―51秒0―37秒4―12秒0

500万下の僚馬を一杯に追走し、標準以上の時計は出た。前走時の好状態キープ。相変わらず右へ向かう癖は治ってなさそう。

3月21日最終追い切り栗東CWコース(不良)

6F86秒2―69秒3―53秒3―38秒4―12秒0

馬場が悪かったため1週前追い切りよりもタイムは悪いが、もたれ癖を出すことなく走れている。落ち着きもあり仕上がりは万全のようだが、レースでの口向きの悪さなど不安があるのは間違いない。当日の落ち着きに要注意。

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