京都新聞杯2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬の共通点は?

2018年5月5日、京都競馬場で京都新聞杯(GⅡ/芝2200m)が行われる。過去の優勝馬からキズナ・サトノラーゼン・トーセンホマレボシなどが本番で好走しており、日本ダービーを占う意味で見逃せない一戦である。今年は日本ダービーへの出走をかけてフランツ・タニノフランケル・グローリーヴェイズなどが出走を予定している。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
12マンハッタンカフェホワイトマズル
21ハーツクライIntikhab
36ルーラーシップクロフネ
11ダノンシャンティAlzao
29ハービンジャーフレンチデピュテュ
34ディープインパクトジェイドハンター
12ディープインパクトIntikhab
21ディープインパクトクロフネ
36ディープインパクトUnusual Heat
13タニノギムレットトニービン
28ネオユニヴァースDixieland Band
35ディープインパクトZafonic
11ディープインパクトStorm Cat
29アグネスタキオントニービン
311ネオユニヴァースエルコンドルパサー
15ディープインパクトノーザンテースト
22ディープインパクトドクターデヴィアス
31ディープインパクトGarde Royale
13タニノギムレットサンデーサイレンス
22ネオユニヴァースドクターデヴィアス
310ヘクタープロテクターサンデーサイレンス
13マンハッタンカフェエンドスウィープ
22Stephen Got EvenParis House
31スペシャルウィークHighest Honor
11マンハッタンカフェサクラユタカオー
23スペシャルウィークデインヒル
34ロックオブジブラルタルトニービン
12マンハッタンカフェRahy
29シンボリクリスエスUnbridled
36グラスワンダーヤマニンスキー

解析・分析:注目血統は?

2012年から2016年までは毎年ディープインパクト産駒が絡んでいる他にハーツクライ、マンハッタンカフェ、ネオユニヴァースなど他のサンデーサイレンス系種牡馬産駒も相性の良いレースである。

特に近年は母父ニアークティック系との相性が良い
2017年 プラチナムバレット(母父ホワイトマズル)
2016年 スマートオーディン(母父Alzao)
2015年 ポルトドートウィユ(母父クロフネ)/アルバートドック(母父Unusual Heat)
2014年 サウンズオブアース(母父Dixieland Band)
2013年 キズナ(母父Storm Cat)
2012年 トーセンホマレボシ(母父ノーザンテースト)
2009年 デルフォイ(母父デインヒル)

今年はアドマイヤアルバ、アルムフォルツァ、シャルドネゴールドが該当する。その他のディープ産駒ではフランツも2015年優勝馬のサトノラーゼン同様に母父ロベルトの血を持ち、また母系ニアークティック系以外に活躍の目立つナスルーラの血を持つことも強調材料となりうる。こちらも注目したい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
ロードカナロア0-0-0-00.0%0.0%
ハーツクライ2-12-3-612.6%21.8%
Street Cry0-0-0-00.0%0.0%
ディープインパクト16-12-15-6814.4%38.7%
ハービンジャー7-5-2-3614.0%28.0%
ステイゴールド4-7-7-456.3%28.6%
Frankel0-0-0-00.0%0.0%
ベーカバド0-0-1-10.0%50.0%
マンハッタンカフェ6-2-2-4012.0%20.0%
キングカメハメハ7-8-6-529.6%28.8%
ブレイクランアウト0-0-0-00.0%0.0%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

サンデーサイレンス産駒ではディープインパクト、次いでステイゴールドといった成績となっている。昨年、サトノクロニクルが2着に入っているハーツクライは勝ちきれない傾向にあり、複勝圏内も他のサンデー産駒と比較して見劣りする。やや割り引く必要があるか。

非サンデー系ではハービンジャーがディープと同等の勝率を誇り、複勝率も優秀な成績を残している。ニアークティック系種牡馬は苦戦傾向にあるが、今年出走予定のケイティクレバーは母父ディープインパクトでもあり注目してみたい。

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