神戸新聞杯2020の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2020年9月27日、中京競馬場で神戸新聞杯(GⅡ/芝2200m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるコントレイル、ヴェルトライゼンデ、ディープボンド、マイラプソディ、グランデマーレらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

中京開催のため、芝2200メートルのデータなどを参考にしながら情報をお伝えしたい。


目次

神戸新聞杯の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は7勝、2着は2回、3着はなし。1倍台は5勝、特に1倍台前半は3頭すべて勝利。ダービー馬コントレイルの初戦、かなりの一本被りが見られるだろう。

伏兵馬が飛んできやすいのが神戸新聞杯だが、なにせ今年は中京開催。2200メートルという距離設定を踏まえて検討していきたい。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 大寒桜賞で読み解く傾向

中京2200メートルでオープン以上のレースが行われること自体初めて。めぼしいデータが乏しい中で着目したのが春に行われる大寒桜賞だ。

青葉賞で結果を残す馬が多く出るが、過去にはトーセンホマレボシ、ラストインパクトなど名だたる馬もここを勝っている。勝ち馬から何らかの傾向があるはずだ。

青葉賞で3着以内に入った馬が非常に多く、東京2400との相性がそれなりに良さそうと見るべきか。メイショウボサツは今年の勝ち馬だが、青葉賞では5着。今年は弱めか。

予想参考データ② 上がり最速馬の信頼度

中京の芝のレースはとにかく差しが決まりやすく、直線が長いわりにまくりも決まりやすい。特殊な条件ではあるが、上がり最速馬の信頼度がそれだけ高く、勝率が5割に迫るというデータもある。

もはや5戦無敗、すべてにおいて上がり最速のコントレイルの独壇場と言わざるを得ない。そうなるとジリ脚の馬など、上がりの足で劣る馬は厳しくなる。

ヴェルトライゼンデは2歳時はそれなりだったが、クラシック戦線では目立たなくなった。果たしてどこまでやれるか。

予想参考データ③ ハーツクライかハービンジャーか

中京2000ではハーツクライ産駒の数字が良かったが、2200メートルでもそれは健在。回収率ではディープインパクト産駒をかなり凌駕している。

もう1つ注目はハービンジャー産駒。洋芝はハービンジャーを狙うのが筋だが、スタミナ勝負というのもあってか、ハービンジャーの血があると有利に働くのかもしれない。

上位馬だとハーツクライ産駒のマイラプソディが該当する。ハービンジャー産駒はいないので、穴狙いをするならここか。ただコントレイルに1秒以上負けているが。

2020年の危険な人気馬は?

ヴェルトライゼンデは人気になる見込みだが、コントレイルとの差を考えると他の馬と大差がない。押し出される2人気という感じで、信頼はしにくい。神戸新聞杯の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、グランデマーレは2つ目の消しデータに合致している。2戦2勝に惹かれる人は多いだろうが、何せほぼ10か月振りの休み明け。酷だろう。

反対にコントレイルは危険なデータに一つも当てはまらない。重箱の隅すら突くことができず、いわばお手上げ。懸念点があるとすれば、久しぶりに関東遠征ではない点。それぐらいしかなく、2人気以下の馬の成長度も微妙で、ここは素直に狙うべきか。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、コントレイルと言えそうだ。

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