きさらぎ賞2018の予想データ分析…3つの注目点から浮上する激走馬とは?

2018年2月4日、京都競馬場できさらぎ賞(GⅢ/芝1800m)が行われる。ダノンマジェスティ、グローリーヴェイズ、カツジ、レッドレオン、サトノフェイバー、ノーブルカリナンらが出走を予定しているが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵は果たしているのか?

3歳クラシック戦線を沸かせるあるいは古馬になってからでも重賞ウィナーとなる馬を多く輩出する出世レースの一つとなっているのがきさらぎ賞で、1991年からこの条件で行われるようになった歴史と伝統のあるレースでもある。

近年では2016年の勝馬はその年の菊花賞・有馬記念を制覇したサトノンダイヤモンド、2011年のこのレースの3着馬は後の3冠馬オルフェーヴル、2006年の2着馬メイショウサムソンや2003年の勝馬ネオユニヴァースは後の2冠馬になっている。

配当に関しては、頭数が落ち着く年が多いという背景はあるものの、過去10年で3連単が5,000円以下が4回もあり、10万馬券は1回しかなく、王道を行く人気馬が比較的順調に上位に来る、堅い配当が多くなっているレースでもある。

2018年もこれまで同様の高配当となるのか、一転して堅く収まるのか。

今回は過去10年のきさらぎ賞の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


目次

過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20171アメリカズカップ
20143エイシンエルヴィン
20131タマモベストプレイ
20112リキサンマックス
20103ステージプレゼンス
20093エンブリオ
20081レインボーペガサス
20083ヤマニンキングリー

注目点① 人気薄は狙っても単勝6番人気から8番人気まで

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で103頭が出走したなかで3着以内に入った単勝6番人気以下の馬が8頭しかおらず、年によっては該当馬がいないことすらある。

しかも、人気別に見ると8頭中7頭は単勝6番人気から8番人気までに入っていて極端な人気薄を狙うのは得策ではないことがわかる。

人気別集計 きさらぎ賞 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気4- 3- 0- 3/1040.0%70.0%
2番人気1- 2- 4- 3/1010.0%70.0%
3番人気1- 0- 2- 7/1010.0%30.0%
4番人気0- 2- 0- 8/100.0%20.0%
5番人気1- 2- 0- 7/1010.0%30.0%
6番人気2- 0- 2- 6/1020.0%40.0%
7番人気0- 0- 1- 9/100.0%10.0%
8番人気1- 1- 0- 8/1010.0%20.0%
9番人気0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%
10番人気0- 0- 1- 4/ 50.0%20.0%
11番人気0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
12番人気0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気
アメリカズカップ6
エイシンエルヴィン6
タマモベストプレイ6
リキサンマックス8
ステージプレゼンス6
エンブリオ10
レインボーペガサス8
ヤマニンキングリー7

注目点② 前走未勝利脱出組に注意!

該当馬8頭中3頭が前走で未勝利を脱出してばかりで格上挑戦をしてきていることがわかるが、前走のクラスごとの集計をした場合に、未勝利戦組の成績が意外と良いことに気づく。

これは、クラシック本番からのスケジュールを逆算した時に、ここで賞金を稼がないと出走することができないという背景もあり本気で仕上げてきていることの証明といえるので、人気だけで判断してはいけないことを示している。

馬の本当の実力を見極めることが必要だ。

前走クラス別集計 きさらぎ賞 過去10年

前走クラス着別度数勝率複勝率
新馬0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%
未勝利1- 2- 3- 8/147.1%42.9%
500万下3- 8- 3-25/397.7%35.9%
OPEN特別2- 0- 0- 8/1020.0%20.0%
GⅢ2- 0- 1-15/1811.1%16.7%
GⅡ0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
GⅠ1- 0- 3- 5/ 911.1%44.4%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走クラスレース名着順
アメリカズカップGⅠ朝日杯フューチュリティステークス9
エイシンエルヴィン未勝利1
タマモベストプレイGⅢシンザン記念3
リキサンマックス未勝利1
ステージプレゼンス未勝利1
エンブリオ500万下ビオラ賞6
レインボーペガサスGⅠ全日本2歳優駿3
ヤマニンキングリーGⅠ朝日杯フューチュリティステークス7

注目点③ ロイヤルチャージャー系種牡馬を狙え!

血統面から注目した時に、過去10年で3着以内に入った30頭中、実に23頭までがロイヤルチャージャー系種牡馬であり、単勝6番人気以下で3着以内に入った8頭中、5頭までもがやはりロイヤルチャージャー系となっている。

元々、サンデーサイレンスやディープインパクトに代表されるようにロイヤルチャージャー系は現在の日本競馬界ではメジャーな血統であることは確かだが、クラシック直結ということもあり、他のレースより顕著に傾向として現れている。

種牡馬系統別集計 きさらぎ賞 過去10年

種牡馬系統着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系10- 7- 6-49/7213.9%31.9%
ニアークティック系0- 3- 1- 6/100.0%40.0%
ネイティブダンサー系0- 0- 3-14/170.0%17.6%
ナスルーラ系0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名種牡馬系統
アメリカズカップロイヤルチャージャー系
エイシンエルヴィンニアークティック系
タマモベストプレイロイヤルチャージャー系
リキサンマックスニアークティック系
ステージプレゼンスロイヤルチャージャー系
エンブリオロイヤルチャージャー系
レインボーペガサスロイヤルチャージャー系
ヤマニンキングリーネイティブダンサー系

まとめ

ここまでの3つの注目点からまずは単勝6番人気から8番人気になりそうな馬で、前走未勝利1着馬かつロイヤルチャージャー系種牡馬産駒として該当しそうな馬を選定すると次の3頭が該当する。

エポカドーロ
ノーブルカリナン
ラセット

ただし、ノーブルカリナンは本原稿執筆時点では前日2月3日に京都競馬場で行われる牝馬限定のオープン特別エルフィンステークスにも登録しており、現時点ではそちらに向かう可能性も十分にある。

基本的には今回の該当馬を軸もしくは相手にして上位人気の馬との流しかフォーメーション馬券を検討すると良さそうだ。

また、仮に今回の該当馬が検討段階で単勝6番人気から8番人気に該当しなかった場合には、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想してボックス買いする方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気も確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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