きさらぎ賞2018の競馬予想分析...過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年2月4日、東京競馬場できさらぎ賞(GⅢ/芝1800m)が行われる。暮れの阪神で圧勝したダノンプレミアムに続き、ダノンマジェスティが第2の主役候補として名乗りでるか。その他のディープインパクト産駒も素質馬達が出走を予定しており注目の一戦である。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
16マンハッタンカフェコロナドズクエスト
21ディープインパクトRedoute's Choice
32ルーラーシップサンデーサイレンス
11ディープインパクトOrpen
24ディープインパクトファスリエフ
32ディープインパクトジェイドハンター
11マンハッタンカフェAwesome Again
22ディープインパクトクロフネ
33ステイゴールドメジロマックイーン
12ディープインパクトエンドスウィープ
21ホワイトマズルUnbridled's Song
36ShamardalMonsun
16フジキセキノーザンテースト
25ホワイトマズルSaint Ballado
33アドマイヤムーンサンデーサイレンス
11ディープインパクトAcatenango
24ディープインパクトノーザンテースト
32ディープインパクトドクターデヴィアス
13ディープインパクトLycius
28キングヘイローテンビー
32ステイゴールドメジロマックイーン
15ネオユニヴァーストニービン
21スペシャルウィークHighest Honor
36アグネスタキオンHighest Honor
11スペシャルウィークSeattle Slew
22シンボリクリスエストニービン
34グラスワンダーマーベラスサンデー
18アグネスタキオンデインヒル
25タニノギムレットサンデーサイレンス
37アグネスデジタルサンデーサイレンス

解析・分析:注目血統は?

ディープインパクト産駒が出走するようになった2011年以降は2013年を除いて毎年3着以内に絡んでいる状況である。今年も同産駒が人気を集めそうな状況であり、この傾向が続きそうだ。

では、ディープ産駒の母父に注目してみよう。

サトノアーサー(Redoute's Choice)
サトノダイヤモンド(Orpen)
レプランシュ(ファスリエフ)
ロイカバード(ジェイドハンター)
ポルトドートウィユ(クロフネ)
トーセンスターダム(エンドスウィープ)
ワールドエース(Acatenango)
ヒストリカル(ノーザンテースト)
ベールドインパクト(ドクターデヴィアス)
トーセンラー(Lycius)

ワールドエース以外全ての馬で母父にノーザンダンサー系の血が入っている。またそのうち4頭はミスタープロスペクター系の血も合わせ持っており、これらの特徴のある母系を持つディープ産駒に注目したい。

その他のサンデーサイレンス系ではマンハッタンカフェが過去2勝しているが本年は該当馬がいない。ステイゴールド×メジロマックイーンの「黄金配合」はいずれもオリエンタルアート産駒、相性の良い本レースに今年はそのオルフェーブル産駒が1頭出走を予定している。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
オルフェーヴル0-0-3-40.0%42.9%
ハーツクライ13-17-14-1088.6%28.9%
ロードアルティマ0-0-0-00.0%0.0%
ディープインパクト53-43-31-20416.0%29.0%
ゼンノロブロイ7-10-6-777.8%25.6%
フサイチセブン0-0-0-10.0%0.0%
ワークフォース2-3-1-188.3%25.0%
ローエングリン0-0-0-90.0%0.0%
ブラックタイド5-1-3-3012.8%23.1%
シスターミニスター0-0-0-10.0%0.0%
モンテロッソ0-0-0-20.0%0.0%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

今年の出走予定馬の種牡馬を見てみると、新種牡馬やコース実績の乏しい馬達が多く見受けられる。特にフサイチセブンやモンテロッソは2代前父もFusaich PegasusやDubawiといった国内レースのデータ自体が少なく傾向が掴みにくい。これまでのレースでよほどのインパクトを残してきた馬達以外は軽視するのが賢明だろう。

そうなるとやはりサンデーサイレンス系種牡馬の取捨が主体となる。ディープインパクト産駒の成績が1位ではあるが続くハーツクライやゼンノロブロイも複勝圏内では見劣りしない成績である。

出走データの少ないサンデー系ではブラックタイドも比較的安定した成績を残しており、オルフェーブルは勝ち星なく出走頭数も極めて少ないが複勝圏内には絡む成績を残している。父も3着に入り、その後の飛躍に繋がったこのレースでその産駒がどのような走りをみせるかにも注目したい。

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