金鯱賞2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年3月11日、中京競馬場で金鯱賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。サトノダイヤモンドが昨年の凱旋門賞以来の出走を予定しており、復活となるか注目の一戦である。また、強い4歳世代よりスワーヴリチャード・ブレスジャーニーや小倉大賞典からの重賞連勝を狙うトリオンフが出走を予定している。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去6年(コース改装後以降)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去6年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
11キングカメハメハグラスワンダー
27ダイワメジャーStorm Cat
313キングカメハメハサンデーサイレンス
14キングカメハメハグラスワンダー
29クロフネサンデーサイレンス
36ハーツクライエルコンドルパサー
15シンボリクリスエスサンデーサイレンス
21ディープインパクトDubai Millennium
34ディープインパクトトニービン
11ディープインパクトティンバーカントリー
24ディープインパクトトニービン
32ジャングルポケットサンデーサイレンス
13ハーツクライA.P.Indy
26キングカメハメハダンスインザダーク
38ハーツクライStorm Bird
16ステイゴールドDashing Blade
28ダイワメジャーLaw Society
34ハーツクライエリシオ

解析・分析:注目血統は?

コース改装後の成績ではキングカメハメハ・ディープインパクト・ハーツクライ産駒が好成績を残している状況である。今年もサトノダイヤモンド・スワーヴリチャード・ヤマカツエースと有力馬を送りだしてきており注目だ。

血統面では母系にナスルーラ系の血を持つ馬の好走が目立っており注目したい。

2017年スズカデヴィアス(母母父Seattle Slew)
2016年パドルウィール(母母父Tsunami Slew) シュンドルボン(母母父Riverman)
2015年サトノノブレス(母父トニービン、母母父Always Run Lucky)
2014年サトノノブレス エアソミュール(母母父Well Decorated)
2013年カレンミロティック(母父Seattle Slew) ラブリーデイ(母母父トニービン)
2012年オーシャンブルー(母父Dashing Blade) アドマイヤラクティ(母母父Caveat)

また、父ハーツクライも母系にトニービンの血があり同様の傾向が言えるだろう。

これらの傾向に当てはまる馬としては今年もサトノノブレスということになるが、当然ハーツクライ産駒のスワーヴリチャードにも期待したい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
アグネスタキオン2-2-1-286.1%15.2%
メイショウサムソン4-2-1-497.1%12.5%
ディープインパクト22-31-23-1569.5%32.8%
ハーツクライ14-16-16-1337.8%25.7%
ダイワメジャー2-5-5-354.3%25.5%
Kitten's Joy0-0-0-10.0%0.0%
ホワイトマズル0-0-2-250.0%7.4%
タートルボウル1-0-0-614.3%14.3%
バトルプラン0-0-0-20.0%0.0%
ゼンノロブロイ8-2-4-788.7%15.2%
キングカメハメハ19-14-10-9214.1%31.9%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

コース改装後もディープインパクト・キングカメハメハの優勢は変わらずといった状況である。特にキングカメハメハ産駒は勝率含めて非常に優秀な成績を残しており今年もヤマカツエースの好走が期待される。これらについでハーツクライ・ダイワメジャーが良い成績を残している。

勝率のみでみるとタートルボウルも同率となるが出走頭数は少なく、1勝のみという状況ではある。しかし、本レースでもトリオンフの走りには注目したいところだ。

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