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2018年3月11日、中京競馬場で金鯱賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド、ヤマカツエース、メートルダール、トリオンフ、ブレスジャーニー、デニムアンドルビーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

金鯱賞は施行時期がよく移動するレースで知られている。

2011年まで長い間宝塚記念のステップレースとして5月下旬に行われていたのが、2016年までは有馬記念のステップレースとして12月初めに行われるようになり、更に昨年2017年からはGⅠに昇格した大阪杯の前哨戦としてこの時期に開催されるようになった。

その昨年は金鯱賞の勝馬ヤマカツエースが大阪杯で3着、金鯱賞6着だったステファノスは大阪杯2着に入るなど大阪杯で結果を残したことからも見逃せないレースと言える。

配当を見てみると、昨年は単勝1番人気→7番人気→13番人気の組み合わせで三連単は192,050円と高配当になったが2018年はどのような決着となるのか。

今回は昨年の金鯱賞と2012年から2016年にハンデ戦とは言え同じ中京競馬場芝2000mで3月行われていたGⅢ・中日新聞杯の合計6回の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2012年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20172ロードヴァンドール
20173スズカデヴィアス
20162ファントムライト
20163レコンダイト
20153マイネルミラノ
20141マーティンボロ
20121スマートギア
20122ダンツホウテイ

注目点① 人気薄を狙うなら単勝50倍までを中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去6回で馬券圏内に入った延べ18頭のうち単勝6番人気以下が8頭と半数近くの割合を占めている。

しかも、過去6回の内2013年を除いて必ず1頭はリストアップされていることから積極的に人気薄を狙うことも考えなければならない。

単勝人気で見ると6番人気から13番人気まで幅広く3着以内に入っているが、単勝オッズで見ると該当8頭中7頭までが50倍以内となっているので人気ではなくオッズを見て検討するのが得策と言える。

人気別集計 金鯱賞・中日新聞杯 過去6回

人気着別度数勝率複勝率
1番人気2- 1- 1- 2/ 633.3%66.7%
2番人気0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%
3番人気0- 1- 1- 4/ 60.0%33.3%
4番人気0- 0- 1- 5/ 60.0%16.7%
5番人気2- 0- 0- 4/ 633.3%33.3%
6番人気1- 0- 1- 4/ 616.7%33.3%
7番人気0- 1- 0- 5/ 60.0%16.7%
8番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
9番人気0- 2- 0- 4/ 60.0%33.3%
10番人気1- 0- 0- 5/ 616.7%16.7%
11番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
12番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
13番人気0- 0- 2- 4/ 60.0%33.3%
14番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
17番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%
18番人気0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017ロードヴァンドール726.4
2017スズカデヴィアス1366.7
2016ファントムライト914.8
2016レコンダイト1346
2015マイネルミラノ613.3
2014マーティンボロ1030.7
2012スマートギア613.7
2012ダンツホウテイ914.2

注目点② 人気薄は5歳から7歳まで

過去6回で単勝6番人気以下で3着以内に入った8頭中7頭が、5歳から7歳までとなっている。

4歳馬は古馬になったばかりでまだまだ成長過程にある馬も多く、だからこそ戦前評価どおりの実力を発揮していて、人気がない場合には馬券圏外に敗れてしまっていることがわかる。

年齢別集計 金鯱賞・中日新聞杯 過去6回

年齢着別度数勝率複勝率
4歳0- 2- 2- 18/ 220.0%18.2%
5歳3- 0- 1- 18/ 2213.6%18.2%
6歳2- 1- 3- 21/ 277.4%22.2%
7歳1- 3- 0- 18/ 224.5%18.2%
8歳以上0- 0- 0- 12/ 120.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名性齢
ロードヴァンドール牡4
スズカデヴィアス牡6
ファントムライト牡7
レコンダイト牡6
マイネルミラノ牡5
マーティンボロ牡5
スマートギア牡7
ダンツホウテイ牡7

注目点③ 父・ロイヤルチャージャー系に注目

サンデーサイレンスやディープインパクトに代表される日本における代表的血統のロイヤルチャージャー系の血を父に持っている馬にはクラシック路線で活躍する馬が多いことから中距離適性のある馬が多い傾向にあり、人気薄でも挽回することが可能だ。

種牡馬系統別集計 金鯱賞・中日新聞杯 過去6回

チェック種牡馬着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系5- 3- 4-54/667.6%18.2%
ネイティヴダンサー系1- 1- 2-10/147.1%28.6%
ニアークティック系0- 2- 0-17/190.0%10.5%
ナスルーラ系0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%

集計期間:2012年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父・血統分類父馬
ロードヴァンドールロイヤルチャージャー系ダイワメジャー
スズカデヴィアスネイティブダンサー系キングカメハメハ
ファントムライトニアークティック系オペラハウス
レコンダイトロイヤルチャージャー系ハーツクライ
マイネルミラノロイヤルチャージャー系ステイゴールド
マーティンボロロイヤルチャージャー系ディープインパクト
スマートギアロイヤルチャージャー系マーベラスサンデー
ダンツホウテイロイヤルチャージャー系マンハッタンカフェ

注目点④ 狙うは関西馬

過去6回で単勝6番人気以下で3着以内に入った8頭中7頭が関西馬となっている。

輸送が必要となる関東馬にとっては、遠征目的が競馬ファンの間でもはっきりしていることが多いことから有力馬は出走すれば上位人気に支持されることが多く、人気薄の関東馬が馬券圏内に入ってくることは少ない。

調教師所属別集計 金鯱賞・中日新聞杯 過去6回

調教師分類着別度数勝率複勝率
美浦2- 0- 1- 29/ 326.3%9.4%
栗東4- 6- 5- 58/ 735.5%20.5%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名所属厩舎
ロードヴァンドール関西・昆貢
スズカデヴィアス関西・橋田満
ファントムライト関西・藤原英昭
レコンダイト関西・音無秀孝
マイネルミラノ関東・相沢郁
マーティンボロ関西・友道康夫
スマートギア関西・佐山優
ダンツホウテイ関西・本田優

注目点⑤ 前走で掲示板を確保しているかどうかに注目

今回の対象馬8頭中7頭が前走で掲示板を確保できている。

他馬との比較、前走のレースの格などの関係で金鯱賞では人気を落としていても実力がある馬は人気に関係なく馬券圏内に入ってきていることがわかる。

前走着順別集計 金鯱賞・中日新聞杯 過去6回

前確定着順着別度数勝率複勝率
前走1着1- 0- 1- 8/ 1010.0%20.0%
前走2着1- 2- 1- 5/ 911.1%44.4%
前走3着1- 1- 1- 5/ 812.5%37.5%
前走4着2- 3- 0- 5/ 1020.0%50.0%
前走5着1- 0- 1- 9/ 119.1%18.2%
前走6~9着0- 0- 0- 27/ 270.0%0.0%
前走10着~0- 0- 2- 28/ 300.0%6.7%

集計期間:2012年 ~ 2017年

馬名前走着順
ロードヴァンドール4
スズカデヴィアス1
ファントムライト2
レコンダイト10
マイネルミラノ5
マーティンボロ1
スマートギア2
ダンツホウテイ4

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

メートルダール

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。

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