阪急杯2019の競馬予想分析!3つのデータから導く穴馬候補

2019年2月24日、阪神競馬場で阪急杯(GⅢ/芝1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。

馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。

人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。

今回、人気が想定されるのはミスターメロディ、ダイアナヘイロー、レッツゴードンキ、ロジクライ、ダイメイフジらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?

なお、特に明記していない場合は過去10年のデータを対象とした。


目次

阪急杯の配当傾向

過去10年を見ると、三連単の高額配当は2017年の2483,180円で、その他に2015年(236,350円)に高配当が出ている。それ以外の8年も全て万馬券となっており、積極的に人気薄を狙うべきレースと言える。

単勝オッズは2013年(160円)や2016年(380円)のように人気馬が優勝する年もあるが、近2年は4桁配当となっており、人気を鵜呑みにはできない。混戦が予想される年では穴馬を軸にするのも一手と言えよう。

一方で馬連は万馬券が2017年(13,090円)の1回のみであり、あまり極端な穴狙いは避けた方が良いと言える。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① コース相性の良い機種に注目

人気薄の激走には騎手の相性も当然重要なファクターとなる。これまでの激走馬の鞍上に注目すると同条件での成績の良い機種が並ぶ。

武豊騎手(2018年ダイアナヘイロー) ( 24- 25- 24-120)
勝率 12.4% │ 複勝率 37.8%

幸英明騎手(2017年トーキングドラム) ( 14- 19- 20-226)
勝率 5.0% │ 複勝率 19.0%

池添謙一騎手(2015年ローブティサージュ)  ( 18- 12- 11-117)
勝率 11.4% │ 複勝率 25.9%

川田将雅騎手(2013年オリービン) ( 24- 26- 26-153)
勝率 10.5% │ 複勝率 33.2%

これらの騎手にももちろん注目だが、以下の騎手も同様に好相性と言える。

四位洋文騎手              ( 12- 14- 8- 90)
勝率 9.7% │ 複勝率 27.4%

藤岡佑介騎手              ( 10- 6- 10- 95)
勝率 8.3% │ 複勝率 21.5%

松山弘平騎手              ( 13- 13- 3-133)
勝率 8.0% │ 複勝率 17.9%

予想参考データ② 母系ノーザンダンサー系・ミスタプロスペクター系に注目

過去の好走馬の母系に注目するとノーザンダンサー系・ミスタープロスペクター系の相性が良いことがわかる。

2018年 モズアスコット(母父ヘネシー、母母父Miswaki)
2016年 オメガヴェンデッタ(母父ホワイトマズル、母母父Mr.Prospector)
2015年 ローブティサージュ(母父シングスピール、母母父Machiavellian)
2014年 サンカルロ(母父Crafty Prospector、母母父セクレト)/ レッドオーヴァル(母父Smart Strike、母母父Nijinsky)
2012年 サンカルロ

特にミスタープロスペクター系×ノーザンダンサー系の母を持つ産駒の相性が良い。また、人気に関係なくこの傾向は見られており、今年も注目したい。

予想参考データ③ サマースプリントシリーズ好走馬に注目

激走馬の中には近走が振るわず人気を落としているものの、成績表を見返すとサマーシリーズで活躍していた馬も少なくない。サマーシリーズ好走後の秋競馬では使い詰めの影響か成績を落としたものの、年明けの休養を経て立て直してくる馬も多いのだろう。

2018年 ダイアナヘイロー(7人気/北九州記念1着)
2015年 ローブティサージュ(9人気/キーンランドカップ1着)
2009年 ビービーガルダン(7人気/キーンランドカップ2着)

今年もサマーシリーズ出走経験馬も多く登録しており、穴馬候補として選定したい。

2019年の穴馬候補は?

以上のデータから面白そうなのはリョーノテソーロ、ヒルノデイバロー、スマートオーディンだ。

リョーノテソーロは同条件に相性の良い幸騎手騎乗、母系ミスタープロスペクター系×ノーザンダンサー系の条件が該当する。昨年の春以降は成績が振るわないが、僅差の勝負を常に繰り広げており、今回好走してもおかしくない。

ヒルノデイバローは四位騎手の手腕に期待がかかる。昨年の函館SSで2着に入って以降は不振が続いているがここで復調となるか注目だ。

スマートオーディンは藤岡騎手騎乗、母系ノーザンダンサー系の血を持つ。実績馬の復活となるか。

おすすめの記事