阪急杯2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年2月25日、阪神競馬場で阪急杯(GⅢ/芝1400m)が行われる。高松宮記念を目指すスプリンターと1400巧者が激突する。昨年のスプリント王レッドファルクスか素質馬モズアスコットの重賞初制覇となるか、はたまた伏兵が現れるか、注目の一戦である。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
17キングカメハメハサンデーサイレンス
24マンハッタンカフェGo for Gin
312アドマイヤマックストワイニング
11ディープインパクトロックオブジブラルタル
24ゼンノロブロイホワイトマズル
35Fastnet RockSadler's Wells
12ダイワメジャーLaw Society
24ディープインパクトロックオブジブラルタル
39ウォーエンブレムシングスピール
12ダイワメジャートニービン
28シンボリクリスエスCrafty Prospector
35ディープインパクトSmart Strike
11キングカメハメハStorm Cat
22アドマイヤコジーンバブルガムフェロー
311ダイワメジャーZilzal
14アドマイヤコジーンバブルガムフェロー
23クロフネKingmambo
31シンボリクリスエスCrafty Prospector
14シンボリクリスエスCrafty Prospector
21マンハッタンカフェジェネラス
35デュランダルトニービン
17Forest WildcatCure the Blues
25ファルブラヴPistolet Bleu
37シンボリクリスエスCrafty Prospector
17チーフベアハートWestminster
23キングヘイローテンビー
32タイキシャトルダンスオブライフ
13キングヘイローテンビー
21サンデーサイレンスFairy King
32CozzeneSeeking the Gold

解析・分析:注目血統は?

好走の目立つディープインパクト・ダイワメジャー産駒は今回不出走である。父系は他のロイヤルチャージャ系とミスタープロスペクター系・二アークティック系が絡んでいる年がみられる。

母系で注目するのはが二アークティック系の血を持つ馬が近年好走傾向にある。

特に、

オメガヴェンデッタ (母父ホワイトマズル、母母父Mr.Prospector)
ローブティサージュ(母父シングスピール、母母父Machiavellian)
サンカルロ    (母父Crafty Prospector、母母父セクレト)
レッドオーヴァル (母父Smart Strike、母母父Nijinsky)

といったミスタープロスペクター系×二アークティック系の母を持つ産駒の相性が良い。今年の該当馬としてディバインコード・モズアスコットらに注目したい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
サクラバクシンオー9-3-5-4614.3%27.0%
ローエングリン2-0-2-1311.8%23.5%
アドマイヤマックス0-1-2-170.0%15.0%
キングカメハメハ11-17-18-1535.5%23.1%
キンシャサノキセキ11-6-15-7710.1%29.4%
ロードアルティマ0-0-1-10.0%50.0%
キングヘイロー2-0-1-1411.8%17.6%
マツリダゴッホ3-0-3-2210.7%21.4%
マンハッタンカフェ6-9-6-855.7%19.8%
ハーツクライ11-12-9-918.9%26.0%
ジョーカプチーノ0-0-0-10.0%0.0%
アドマイヤムーン6-10-17-1014.5%24.6%
ヘニーヒューズ3-6-6-189.1%45.5%
Frankel0-0-0-20.0%0.0%
サクラプレジデント0-0-0-20.0%0.0%
スウェプトオーヴァーボード0-4-0-340.0%10.5%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

サクラバクシンオー、ローエングリン、キンシャサノキセキが勝率・複勝率と安定した成績を残しているのがわかる。

ヘニーヒューズは出走数が少ないものの、複勝率では驚異的な数字を残している。前走で初芝レースでもまずまずの結果を残せたモーニンも勝ちきるのは難しいかもしれないが、複勝圏までは十分に可能性がありそうだ。

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