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2018年11月3日、京都競馬場でファンタジーステークス(GⅢ/芝1400m)が行われる。ファンタジーステークス過去10年を見ると、三連単の高額配当は2013年の614,810円が最高で、10万円以上になったのは7回と大荒れだ。過去10年ですべて万馬券となっており、人気サイドで決まらないレースと判断して良さそうだ。

単勝オッズは2016年の140円が最低で、最高は2014年の9,230円となっている。単勝140円の馬が勝った時は2着が大穴だったことで単勝1倍台にもかかわらず馬連万馬券だった。馬連が3ケタ配当になることも過去10年ではない。思いっきり狙っていいだろう。

びっくりする大穴ばかりが飛び込むファンタジーステークス、それだけびっくりする結果になりやすい。穴を開けた馬を見ながら勝利のヒントを探りたい。


データ① 短距離実績がモノを言う?

2016年12番人気2着のショーウェイ、2014年14番人気1着のクールホタルビ、2013年15番人気3着のアドマイヤビジン、2012年10番人気3着のアメージングムーン、そして2008年13番人気1着のイナズマアマリリスに共通するのは1200メートル戦での勝ち鞍だった。イナズマアマリリスは前走オープン特別で2着だったにもかかわらずこの人気、クールホタルビはフェニックス賞で2着だったが、こちらも人気を落としていた。

腹を括って狙うならカシノティーダか。未勝利馬の身分で参加したひまわり賞で快勝し、アッと驚かせた。ただし、カシノティーダは九州産馬であり、九州産馬限定のレースを勝ったに過ぎない。そこの要素が腹を括るべきところなのだが、まだこの時期なら完成度によるところが大きく、前残りを期待してここを狙うのはありだろう。

データ② 京都1400は逃げ馬パラダイス?

先週のスワンステークスも過去10年の成績において逃げ馬が残りやすいというデータがあった。先週は傾向から外れた結果となったが、ファンタジーステークスにおいても実は逃げ馬は強い。特にこの5年は馬券圏内を1回しか外していない。そして、4コーナーで3番手以内にいた馬が何かしら1頭、この10年で絡み続けている。前目が残りやすいことは明らかで、先行馬を狙いたい。

逃げ濃厚なのはヴァニラアイスだ。中京の1400メートルの新馬戦や小倉1200メートルの未勝利戦と逃げ続け、稍重ながら最初の3ハロンで33秒8というタイムで突っ込んでも勝ってみせた。先ほどの注目ポイントでもある短距離実績もあり、前で残っても不思議ではない。

データ③ コース適性ならデムーロ弟!

この時期になると海外の一線級ジョッキーが短期免許を引っ提げてやってくる。その中でもクリスチャン・デムーロ騎手は兄のミルコ・デムーロ騎手と同じくらい信用ができる。南関東競馬で武者修行をした時期もあるなど、芝もダートもドンと来いというタイプだが、京都芝1400メートルでは過去10戦で5勝もしている。3着も2回あるので勝率5割、複勝率7割のハイアベレージ。ここは無視できない。

今回クリスチャン・デムーロ騎手はレッドベレーザに騎乗する。姉レッドランディーニも2歳で勝ち上がり、オープン特別3着などそれなりの結果を残す。同じ一口馬主の東京ホースレーシングだが、募集価格はレッドベレーザが上だ。姉と全く同じ血統で評価が上がったということはそれだけ走る可能性が高いと踏んでのことだ。人気になるかもしれないが、ここは外せないか。

まとめ

カシノティーダ、ヴァニラアイス、レッドベレーザを取り上げたが、人気的にはレッドベレーザか。でも、カシノティーダかヴァニラアイス、どちらかが飛び込めば結構な配当となるし、その可能性は十分にある。荒れる2歳重賞であり、ここは大きく狙いたいところだ。

主役になる馬が不在といってもよく、どの馬が来てもおかしくはない。あとはどう狙いを定めるか、そこにかかっている。たまには大穴狙いでぶん回してもいいじゃないか。それが許されるのがファンタジーステークスだ。

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