(C)MAZIMICKEY

2018年11月3日、東京競馬場で京王杯2歳ステークス(GⅡ/芝1400m)が行われる。京王杯2歳ステークス過去10年を見ていくと、三連単の高額配当は2010年の515,710円が最高であり、10万円以上になったレースは5回もあり、1万円以下で終わったケースは1回しかない。去年は頭数が少なく配当は落ち着いたが、どうか。

単勝オッズは2017年の180円が最低で、最高は2008年の6,190円となっている。思いっきり荒れた2008年、堅いところで収まった昨年の2017年、傾向的に段々と荒れにくくなっているのは配当からも読み取れる。2歳戦が整備されたことである程度荒れにくい素地ができつつあるか。

今年は重賞馬が2頭参戦し、オープン勝ち馬を入れれば4頭おり、しかも少頭数ときた。荒れにくい要素がさらに強まっているが、穴党ならここは何が何でも穴馬を探し出したい。過去に穴を開けた馬から勝利のヒントを探りたい。


データ① 穴を開けるのは得てして逃げ馬

近代競馬の歴史は明治維新よりも先に始まっており、150年以上の歴史になっているが、日本馬が初めて勝ったジャパンカップもそうだったように穴を開けてきたのは得てして逃げ馬だった。京王杯2歳ステークスでも同じで、2008年14番人気1着のゲットフルマークス、2009年8番人気3着のツルマルジュピター、2010年13番人気3着のテイエムジュピター、2014年11番人気1着のセカンドテーブル、いずれも逃げ馬だった。

連闘だが、該当するのはプライムになりそうだ。前走は最初だけスピードを上げたが、途中で息を入れ、最後の3ハロンはやや加速する程度で上がり2位の脚で完勝だった。2着が藤田菜七子騎手の馬なので斤量差を考えれば着差以上だったと言える。連闘を嫌って人気が落ちることも考えられるが、穴を開けるのは得てして逃げ馬、それならばここを狙いたい。いずれにしても何が逃げるか、これは考えておきたい。

データ② ちょっと意外なマツリダゴッホ産駒

血統面で東京芝1400メートルの成績を見ると、回収率などでマツリダゴッホ産駒の成績が優秀だった。マツリダゴッホといえば有馬記念優勝、オールカマー3連覇など絵に描いた中山巧者だったが、その産駒は短距離で結果を出している。先週のスワンステークスにおけるロードクエストもそうだが、軒並み活躍馬が1000メートルや1200メートルなど短距離で、その傾向は現役時代と真逆だ。

マツリダゴッホ産駒はカルリーノが該当する。母父ショウナンカンプなどこう見ると短距離血統で、函館2歳ステークス3着も納得だ。母アイリスモレアの産駒はとにかく仕上がり早で2歳戦から結果を出す。裏を返せばそこからの伸びはあまり見られないが、この時期までなら勝負できるタイプか。人気が落ちるならここは狙ってみたい。

データ③ 将来的なスプリンター狙い?

ラブリーデイのように後に天皇賞秋を勝つ馬が来ることもあるが、穴を開けた馬たちの多くはスプリンターとしてオープンクラスでも結果を出した馬が多い。ゲットフルマークスのようにほとんど掲示板にすら乗らなかった馬もいるが、そのゲットフルマークスも新潟の直線競馬では何とか結果を残した。東京は何かとスタミナが問われそうだが、1400メートルまでならスピードでどうにか出来るのかもしれない。

芝1200メートルで一番いい時計をもつシングルアップが面白い。フェニックス賞は2ハロン目3ハロン目で10秒台をマークしながらも、それでも押し切って見せた。7頭立てで1分8秒4は過去を見ても相当優秀で時計面では全く問題はない。小倉2歳ステークスはその反動か、自分の競馬をさせてもらえなかったか。6着は嫌なところだが、馬券につながるのなら狙ってみるのはいい。

まとめ

プライム、カルリーノ、シングルアップの3頭が該当したが、どれかが来てもそこそこおいしい配当になりそうだ。人気はどうなるか分からないがファンタジストなど3頭が抜けた人気になる一方で、ここで取り上げた3頭はそこまでの人気になるか。だからこそ、ここから狙ってみるのが面白い。

2歳戦はまだ底を見せておらず、脆さもある。気性が若く折り合いもつきにくい。あのオルフェーヴルですら京王杯2歳ステークスで10着に敗れた。その時勝ったのがグランプリボス、2着がリアルインパクトと3歳でマイル王者になった2頭だった。適性の問題もこの時はまだ分からない。堅く決まるかもしれないが、ここは狙いたい。

おすすめの記事