ダービー卿CT2018の競馬予想分析...過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年3月31日、中山競馬場でダービー卿CT(GⅢ/芝1600m)が行われる。安田記念を見据えてグレーターロンドン、レッドアンシェル、マルターズアポジーなどが出走を予定している。

波乱含みのレースでもあり伏兵の台頭にも注意が必要なレースだ。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年(阪神で開催された2011年を除く)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
15ダイワメジャーロックオブジブラルタル
21Encosta de LagoRedoute's Choice
32ステイゴールドDynaformer
15ハーツクライブライアンズタイム
24ローエングリンサンデーサイレンス
32ディープインパクトStorm Cat
11スクリーンヒーローカーネギー
24キングカメハメハスペシャルウィーク
39クロフネサンデーサイレンス
14ダイワメジャーGrindstone
29マイネルラヴファルブラヴ
38ウォーエンブレムサンデーサイレンス
15ゴールドヘイローミルジョージ
21ダイワメジャーLaw Society
32ジャングルポケットサンデーサイレンス
13マンハッタンカフェジェネラス
210Red Ransomサンデーサイレンス
37ネオユニヴァースノーザンテースト
17エアジハードトニービン
24ムタファーウエクパークリージェント
35マーベラスサンデートニービン
11ゴールドアリュールマルゼンスキー
27ムタファーウエクパークリージェント
312マヤノトップガンDanzig
14フレンチデピュティサンデーサイレンス
29DynaformerHero's Honor
316ダンスインザダークハウスバスター

解析・分析:注目血統は?

2015年を除いて近年はサンデーサイレンス系種牡馬産駒から勝ち馬が出ている。特にダイワメジャーは近5年で2勝の他に2着馬もおり、今年も注目したい。その他にディープインパクト・ステイゴールド・ハーツクライなど今年も産駒が出走を予定している。サンデーサイレンス系以外ではニアークティック系種牡馬とミスタープロスペクター系種牡馬、またサンデー系と同じロイヤルチャージャー系ではスクリーンヒーロー産駒のモーリスの活躍もあり、今年はいずれの系統の馬も出走を予定している。

ニアークティック系・ミスタープロスペクター系種牡馬に注目すると

2016年 ロゴタイプ(母父サンデーサイレンス)
2015年 クラリティシチー(母父スペシャルウィーク)
インパルスヒーロー(母父サンデーサイレンス)
2014年 インプロヴァイス(母父サンデーサイレンス)

といった母父サンデー系種牡馬の馬が近年好走する傾向にある。今年の該当馬としては2015年の2着馬のクラリティシチーやクラリティスカイとなり、波乱の立役者となりうるか注目してみたい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
ディープインパクト29-23-22-15912.4%31.8%
ハーツクライ7-8-3-817.1%18.2%
Encosta de Lago2-1-0-150.0%75.0%
キングカメハメハ17-22-12-1259.7%29.0%
クロフネ5-4-7-636.3%20.3%
スクリーンヒーロー5-1-1-3711.4%15.9%
ダイワメジャー20-18-23-1698.7%26.5%
アドマイヤムーン9-10-2-858.5%19.8%
ハービンジャー8-10-7-3912.5%39.1%
マツリダゴッホ8-8-9-966.6%20.7%
ステイゴールド12-15-7-1237.6%21.7%
ゴスホークケン1-0-0-420.0%20.0%
マンハッタンカフェ12-5-11-6912.4%28.9%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

近年好走馬を出しているディープインパクト、キングカメハメハ、ダイワメジャーの成績が優れているのが分かる。マンハッタンカフェもこれらに匹敵する成績を残しており、レッドアンシェルの好走に期待したい。

また、出走頭数の少ない種牡馬の中ではハービンジャーがディープインパクトを上回る成績を残している。ヒーズインラブやテオドールが出走を予定しており、近3年で連対馬を出しているニアークティック系種牡馬としても注目の存在だ。

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