ダービー卿CT2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？重賞展望

2018年3月31日、中山競馬場でダービー卿CT（GⅢ／芝1600m）が行われる。レッドアンシエル、グレーターロンドン、ディバインコード、ヒーズインラブ、ミュゼエイリアンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。

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日程・概要

2018年 3月31日(土)　3回中山3日目　21頭　[仮想出馬表]
【１１Ｒ】　 第50回ダービー卿チャレンジＴ
４歳以上・オープン・Ｇ３(ハンデ)(国際)[指定]　芝1600m (B)

出走予定馬・登録馬

伝統のハンデ重賞で、ここを機にしてモーリスが連勝街道を突っ走っていったのは記憶に新しいが、今年は若干小粒なメンバー構成となった。ここならレッドアンシエルが人気を集めそう。

昨年のアーリントンC(2着)以降、徹底してマイル戦にこだわってレースを使い、掲示板を外していない安定感のある同馬。前走の京都金杯でも人気を集めたが、若干大味な競馬になってしまい最後はブラックムーンにキレ負けする形での3着。それでも自分の上がりは使っており、マイル戦なら崩れないことを改めて示した格好だ。

ここは未だ重賞制覇がない同馬にとって、ハンデ的には恵まれてもおかしくない状況であり、春の大目標安田記念出走のためには何としても賞金を加算したいところであろう。単純な上がり勝負では若干キレ負けする可能性があり、坂のある中山コースに変わるのも悪くはない材料。ここは決めたいところだ。

ここ３戦自分の競馬ができていないグレーターロンドンも、能力全開なら巻き返しがある1頭だ。

天皇賞秋は不得手な不良馬場で折り合いを欠き一気に先頭に立つという大味な競馬。それも頑張ったが相手が悪かったか。この１戦でリズムが狂ってしまったようで、続くディセンバーSでは折り合い重視で後方待機も流れが合わず脚を大幅に余してしまった。そして前走の東京新聞杯は外枠を考えてある程度位置を取りに行ったものの、逆に脚がたまらない流れになったことで持ち味が削がれてしまった印象。

やはり、ある程度頭数が揃って流れるマイル戦で脚を溜める競馬がベストだとここ数戦のレースを振り返って考えられる。去年の安田記念(４着)での走りを見る限り重賞を勝てる器であるのは間違いないだろう。脚を溜める競馬さえできれば突き抜ける可能性も十分だ。

安定感あるディバインコードも重賞初制覇を狙っている。

詰めの甘いところがある同馬。1400mだと若干スピード不足で、マイルだと最後の一押しが足りないといった歯がゆいレースが続いているが、紛れる中山のマイル戦は合う。中山マイル戦は２戦２連対であり、立ち回りの上手さを活かせば一発があっていい存在だ。

ここにきて常識にかかってきたヒーズインラブも面白い。以前はムラがあり思わぬ大敗も目立ったが、昨冬の復帰以降は安定したレースを続け前走の武庫川Sを勝利しオープン入りを果たした。ここは昇級戦でハンデもそれほど見込まれないこともあり、内で脚を溜める競馬ができれば通用も。

前走で久々の勝利を果たしたミュゼエイリアンも再度同じコースで一発を狙っている。2015年の毎日杯を制してから長いスランプに喘いでいたが、前走はミナリク騎手のつくる気風の良いペースに馬が応える形で久々の美酒となった。血統的にはスクリーンヒーロー産駒ということもあり、まだまだ奥がありそうな感じもある。揉まれるのが微妙なのでできれば今回もハナに行きたいところだ。

他にも、切れ味なら引けを取らないストーミーシー、勢いある藤原厩舎が送るトーセンデューク、大阪杯と両睨みのマルターズアポジー、昨年の2着馬キャンベルジュニア、長期休養明けを叩いて復活なるかのアデイインザライフ、古豪サンライズメジャーなどが揃ったメンバー構成となっている。

登録馬は以下の通りだ。

想定・予想オッズ