大阪杯2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬とは?


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2018年4月1日、阪神競馬場で大阪杯(GⅠ/芝2000m)が行われる。スワーヴリチャード、サトノダイヤモンド、アルアイン、シュヴァルグラン、ミッキースワロー、ペルシアンナイトらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

1981年以来、工事の関係などで京都競馬場で行われた年を除いて阪神競馬場・芝2000mで行われていた大阪杯は、春に中距離GⅠがこれまでなかったこともあり、昨年2017年にGⅡからGⅠに昇格したレースである。

そのGⅠ昇格初年の昨年はキタサンブラックが前年の有馬記念以来の春初戦に選択し休み明けではあったものの単勝2.4倍の1番人気にこたえて完勝し続くGⅠ・天皇賞(春)でも連勝した。

これまでキタサンブラックのように天皇賞(春)へ向けての意味合いもあったレースだったが、GⅠ昇格と共に大阪杯を目指して、ここまでの過程も含めて変化があることも予想される。

配当傾向を過去10年で見てみると、単勝1番人気が4勝、2番人気が2勝、3番人気が1勝と人気と実力を兼ね備えた馬が勝利する傾向にあるり、三連単でみても1万円台2万円台の配当が多く比較的堅く収まっている。

2018年はどのような決着となるのか。

今回は過去10年の大阪杯(2016年まではGⅡ)の結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20172ステファノス
20153エアソミュール
20142トウカイパラダイス
20121ショウナンマイティ
20112ダークシャドウ
20101テイエムアンコール
20102ゴールデンダリア
20082エイシンデピュティ

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から9番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が8頭と約3割となっていて比較的平均的な結果となっている。

過去10年では該当馬がいない年も3回あることから考えても人気薄の検討は必要なものの積極的に人気薄を狙うかどうかは慎重に検討しなければならない。

また、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝10番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 大阪杯 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気4- 3- 2- 1/ 1040.0%90.0%
2番人気2- 1- 1- 6/ 1020.0%40.0%
3番人気1- 0- 1- 8/ 1010.0%20.0%
4番人気1- 0- 4- 5/ 1010.0%50.0%
5番人気0- 1- 1- 8/ 100.0%20.0%
6番人気2- 1- 1- 6/ 1020.0%40.0%
7番人気0- 2- 0- 8/ 100.0%20.0%
8番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
9番人気0- 1- 0- 8/ 90.0%11.1%
10番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
11番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%
12番人気0- 0- 0- 7/ 70.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 4/ 40.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017ステファノス717.7
2015エアソミュール615
2014トウカイパラダイス676.3
2012ショウナンマイティ69
2011ダークシャドウ840.2
2010テイエムアンコール621.5
2010ゴールデンダリア952.3
2008エイシンデピュティ732.5

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った8頭中7頭がロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となっている。

ロイヤルチャージャー系といえば、ディープインパクトやステイゴールド、オルフェーヴルに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言える血統であり、大阪杯のレース条件に最も適している血統と言うことができる。

また、ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドで、どちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野だが、芝でのレースではあるものの中距離適性で結果を出せている。

種牡馬系統別集計 大阪杯 過去10年

チェック種牡馬着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系9- 8- 3-55/7512.0%26.7%
ニアークティック系1- 1- 2-13/175.9%23.5%
ネイティヴダンサー系0- 1- 3-18/220.0%18.2%
ナスルーラ系0- 0- 2- 7/ 90.0%22.2%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父系統種牡馬
ステファノスロイヤルチャージャー系ディープインパクト
エアソミュールナスルーラ系ジャングルポケット
トウカイパラダイスロイヤルチャージャー系ゴールドアリュール
ショウナンマイティロイヤルチャージャー系マンハッタンカフェ
ダークシャドウロイヤルチャージャー系ダンスインザダーク
テイエムアンコールニアークティック系オペラハウス
ゴールデンダリアロイヤルチャージャー系フジキセキ
エイシンデピュティニアークティック系フレンチデピュティ

注目点③ 人気薄は4歳馬か6歳馬から

今回の該当馬8頭中7頭までが、4歳馬か6歳馬となっている。

最も脂が乗っていて充実期を迎える馬が多い5歳馬は、GⅠともなると比較的能力比較がしやすく戦前評価どおりの実力を発揮している。


その一方で成長途上の4歳馬やピークを過ぎたかどうかの判断が難しい6歳馬の場合には前評判を覆して馬券圏内に入ってくることがあるといえる。

年齢別集計 大阪杯 過去10年

年齢着別度数勝率複勝率
4歳5- 3- 3- 18/ 2917.2%37.9%
5歳4- 3- 2- 23/ 3212.5%28.1%
6歳1- 3- 5- 25/ 342.9%26.5%
7歳0- 1- 0- 15/ 160.0%6.3%
8歳以上0- 0- 0- 12/ 120.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名馬齢
ステファノス6
エアソミュール6
トウカイパラダイス7
ショウナンマイティ4
ダークシャドウ4
テイエムアンコール6
ゴールデンダリア6
エイシンデピュティ6

注目点④ 前走着差は1秒以内

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った8頭中7頭が前走1着馬との着差が1秒以内と大敗していなかった(残る1頭は1着)。

前走大敗からの巻き返しは大阪杯では難しいことがわかる。

前走着差別集計 大阪杯 過去10年

前走着差着別度数勝率複勝率
勝0.6~0.90- 0- 1- 0/ 10.0%100.0%
勝0.3~0.50- 1- 0- 1/ 20.0%50.0%
勝0.1~0.20- 1- 1- 9/ 110.0%18.2%
勝0.00- 0- 2- 1/ 30.0%66.7%
負0.05- 1- 0- 2/ 862.5%75.0%
負0.1~0.22- 3- 0- 12/ 1711.8%29.4%
負0.3~0.51- 3- 6- 22/ 323.1%31.3%
負0.6~0.91- 1- 0- 14/ 166.3%12.5%
負1.0~1.90- 0- 0- 24/ 240.0%0.0%
負2.0~2.90- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
負3.0~3.90- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
負4.0~0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走着差
ステファノス0.3
エアソミュール0.3
トウカイパラダイス0.1
ショウナンマイティ0
ダークシャドウ-0.5
テイエムアンコール0.8
ゴールデンダリア0.9
エイシンデピュティ0.3

注目点⑤ 前走は中団か後方脚質馬が活躍!

今回の該当馬8頭中7頭が前走で中団か後方からのレースをしていた。

能力のある実力馬が勢揃いするGⅠでは騎手の駆け引きも重要な要素となっているが、逃げ先行馬をじっくり見ることができる中団や後方からの馬が大阪杯では好走できていることがわかる。

前走脚質別集計 大阪杯 過去10年


前走脚質着別度数勝率複勝率
逃げ0- 1- 0- 11/ 120.0%8.3%
先行4- 2- 3- 20/ 2913.8%31.0%
中団0- 6- 7- 31/ 440.0%29.5%
後方4- 1- 0- 28/ 3312.1%15.2%
マクリ1- 0- 0- 1/ 250.0%50.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走脚質
ステファノス後方
エアソミュール中団
トウカイパラダイス先行
ショウナンマイティ後方
ダークシャドウ中団
テイエムアンコール後方
ゴールデンダリア中団
エイシンデピュティ中団

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

ペルシアンナイト

なお、本原稿は最終登録の段階で執筆しているため、仮に今回の該当馬が上位人気に支持されたり、出走回避した場合などは、人気薄が上位に食い込む可能性は低いと見て、素直に上位5番人気までの堅い決着を予想する方法もありそうだ。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


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