ドバイWC2019の競馬予想分析!3つのデータから導く勝ち馬候補

2019年3月31日、ドバイ・メイダン競馬場でドバイワールドカップ(GⅠ/ダート2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの勝ち馬候補を予想していく。

レースを楽しむ上でも馬券を買う上でも、勝ち馬の予想は欠かせない要素だ。明らかな傾向や注目のデータから、主役候補を導き出していこう。

人気が想定されるノースアメリカ、サンダースノー、シーキングザソウル、ケイティブレイブらは過去の好走馬のデータと合致しているのだろうか?

オールウェザーからダートへの開催となった2015年以降、4年分のデータを参考にする。


目次

ドバイワールドカップの勝ち馬傾向

JRAで馬券発売された2年間を見ると、1番人気は1勝1連対、それ以前も1番人気は人気に応えることが多く、信頼度は高い。

しかし、2番人気などの上位人気はあまり芳しくなく、3着に伏兵人気の馬が突っ込みやすく、人気サイドで決まるとは言い難い。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 若さ重視!

過去4年3着以内に入った12頭を見ていくと、4歳だった馬は7頭おり、この2年は2連勝中だ。2017年は4歳勢が3着以内を独占している。

オールウェザー時代など過去10年で広げると、4歳勢より5歳勢が目立つなど、ダート開催になったことでやや若さが求められるようになっている。

2015年には8歳馬プリンスビショップが勝っており、年齢を重ねた馬が来ないとは言い切れない。ただし、7歳以上で馬券に絡んだのは全てセン馬である。

タフな競馬になりやすく、フレッシュな部分が求められやすい。セン馬などでない限りは、年齢の部分がハンデになりそうな馬がいそうだ。

予想参考データ② ペガサスワールドカップ組が熱い!

これまでドバイワールドカップが世界最高賞金と言われてきたが、2017年にそれを上回るレースがアメリカで誕生した。それがペガサスワールドカップだ。

ただ2019年はアエロリットも出走したペガサスワールドカップターフの関係で賞金額が落ち、逆にドバイワールドカップが賞金額を増やしたことで力関係が逆転した。

この2年間では、ペガサスワールドカップで3着以内に入った馬が3頭、ドバイワールドカップでも好走し、特に2017年1着のアロゲートはペガサスワールドカップとここを勝つ。

今年は1着のシティオブライト、3着のアクセラレイトが引退してしまい、2着のシーキングザソウルが参戦する。

他の組で熱いのは、マクトゥームチャレンジラウンド3組。ドバイワールドカップと同じ舞台で行われるステップレースだ。

ウオッカの引退レースであり、レッドディザイアがペリエ騎手の斤量超過がありながら勝利したレースとしても知られる。

去年1着のサンダースノーを始め、連に絡むことが多い。ただし、前走1着馬が来たのはこの10年で1回のみ。5着以内に広げて考えてみるのがいいようだ。

予想参考データ③ 日本馬の取り扱い

2015年以降、実に8頭がドバイワールドカップに挑戦をしたが、5着が最高で、全くどうにもならない姿を見せてしまっている。

ちなみに最先着だった2015年のホッコータルマエは当時川崎記念1着、2017年5着だったアウォーディーは当時東京大賞典で2着。

ケイティブレイブは川崎記念2着からの参戦なので最低限の結果で参戦してはいるが、ミツバにコンマ5秒負け、そのミツバがダイオライト記念で1秒以上の大敗だった。

日本の総大将として臨んでも跳ね返されるドバイワールドカップ。オールウェザー時代には勝てたが、本場アメリカの馬に勝つのはきつい。

2019年の主役候補は?

中心となるのは、サンダースノー。去年の勝ち馬だが、マクトゥームチャレンジラウンド3で2着は去年と同じ。アウェーのブリーダーズカップクラシックは3着と健闘。ホームでアメリカ馬を待ち構える形で、ここは中心。

ペガサスワールドカップ2着だったシーキングザソウルはデータ的に外せない。勝ち馬と5馬身離されたのは疑問で、2000メートルは長いが、大舞台で2着になった部分は評価できる。

7歳だが、セン馬のノースアメリカも狙い所。去年はマクトゥームチャレンジラウンド3で1着も本番は惨敗。今年はマクトゥームチャレンジラウンド2で1着からの参戦だ。人気はやや抑えられるだろう。

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