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2019年3月30日、中山競馬場でダービー卿チャレンジトロフィー(GⅢ/芝1600m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるギベオン、プリモシーン、ダイワキャグニー、ロードクエスト、マイスタイル、ドーヴァーらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

2011年の阪神開催を除く、過去10回分のデータを対象とする。


ダービー卿CTの人気馬成績

過去10回のデータを見ると、1番人気は1着2回、2着も2回、3着はなし。あまり信頼度は高いとは言えない。

上位人気も同じように信頼度は高くないが、4番人気と5番人気が1番人気の結果を上回っており、中穴党には狙いやすいレースと言える。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 逃げ馬は不振

データで見ると勘違いしやすいが、ダービー卿チャレンジトロフィーは逃げが残りやすいイメージだが、これは10年近く前までのお話。

ここ数年は大敗続きで掲示板すら確保できていない。前に行く馬がすべて潰れているわけではないが、逃げた馬は残りにくい。

最近の傾向は、前に行く馬と中団待機で差してくる馬。上がり3ハロン1位で突っ込んでくる馬が狙いだ。

実は上がり3ハロンで1位の馬のデータも、過去10年でくくると芳しくない。ただここ4年で3頭勝利しており、最近のデータで判断をした方が良さそうだ。

今週土曜の中山は雨予報となっており、雨が降る可能性がある。稍重での開催が2回あるが、この場合は上がりの脚はさほど関係しない。

当日の天気や馬場状態を鑑みて、狙い方を変えることをおすすめする。

予想参考データ② 狙い目は57.5キロ

ダービー卿チャレンジトロフィーはハンデ戦なので、ハンデがどうなるかに注目が集まるが、一番成績がいいのは57.5キロだ。

斤量57.5キロ ( 2- 0- 1-5)
勝率 25.0% │ 複勝率 37.5%

斤量が57.5キロに設定される馬はそれなりに強い馬である。2014年1着のカレンブラックヒル、2012年1着のガルボなどがそうだ。

これが58キロになると苦戦するが、さすがにハンデ戦で58キロは重荷。ロゴタイプのようにやはり有力馬でなければ跳ね除けられないか。

今回のトップハンデは57.5キロのギベオン。普通は見込まれたと見るべきだが、この中で1番の実力者と見た方が自然だろう。

予想参考データ③ 牝馬には辛いレース

中山牝馬ステークスなどがあるため、わざわざダービー卿チャレンジトロフィーを使う牝馬が少なく、過去10年で11頭しか出ていない。

しかも、2016年1着のマジックタイム以外はすべて着外に沈んでいる。ちなみにマジックタイムは斤量53キロと軽ハンデだったことも大きかったか。

今年は斤量53キロのエイシンティンクルと斤量55キロのプリモシーンが参戦する。マジックタイムの場合は前走の京都牝馬ステークスでタイム差なし2着だった。

それで考えると2頭とも着外に沈んでいた。奇しくも去年の関屋記念では1着3着。斤量を是正するとエイシンティンクルの方が上と言えるが、さてどうか。

2019年の危険な人気馬は?

プリモシーンは人気に支持される見込みだが、牝馬限定戦のターコイズステークスでコンマ3秒とはいえ8着になったのがどうか。斤量は55キロと見込まれたが、脚質が安定しないのがかなり厳しい。ダービー卿チャレンジトロフィーの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、ロードクエストは1つ目の消しデータに合致している。去年スワンステークスを勝ったが、オープン特別レベルの層の薄さだった。臨戦過程も疑問符がつき、大目標が見えにくいのもマイナスだ。ここは割引で問題ないか。

反対にギベオンは危険なデータに一つも当てはまらない。NHKマイルカップ2着があり、マイル適性は申し分ない。位置取りさえ間違えなければ最後の直線で突き抜ける可能性が高い。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ギベオンと言えそうだ。

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