2018年12月01日、阪神競馬場でチャレンジカップ(GⅢ/芝2000m)が行われる。今年はレイエンダ、エアウインザー、ダンビュライト、トリコロールブルー、ステイフーリッシュなどが出走を予定している。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
今回、好走血統は過去5年(2000mで施行された2008-2011年と2017年)、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。
目次
過去10年好走馬血統
2017年 1着(ハーツクライ/ Intikhab/Caerleon )
2着(ディープインパクト/キングカメハメハ/Nureyev)
3着(バトルブラン/タニノギムレット/サンデーサイレンス)
2011年 1着(キングカメハメハ/サンデーサイレンス/トニービン)
2着(Giant's Causeway/Danzig/Mr.Prospector)
3着(キングカメハメハ/Tejano Run/Lord Gaylord)
2010年 1着(アグネスタキオン/トニービン/Lyphard)
2着(フレンチデピュティ/サンデーサイレンス/Exuberant)
3着(アグネスタキオン/Mr.Prospector/Ruthie's Native)
2009年 1着(アグネスタキオン/トニービン/Lyphard)
2着(Smart Strike/フレンチデピュティ/Baldski)
3着(ダンスインザダーク/Nureyev/Majestic Light)
2008年 1着(ステイゴールド/メジロマックイーン/ノーザンテースト)
2着(ダンスインザダーク/Nureyev/Majestic Light)
3着(サンデーサイレンス/トニービン/Northern Dancer)
(血統の分類:ヘイロー系・・・サンデーサイレンス系、非サンデーサイレンス系、ロベルト系;ニアークティック系・・・欧州型、 米国型、豪州型;ミスタープロスペクター系; ナスルーラ系;他系統)
解析・分析:注目血統は?
昨年はロベルト系とサンデーサイレンス系の組み合わせが1,3着と入っており今年もこの組み合わせは警戒したい。
サトノクロニクル(父サンデーサイレンス系×母父ロベルト系)
ブレスジャーニー(母父ロベルト系×母母父サンデーサイレンス系)
2011年まではナスルーラ系の血を持つ馬が主流であり、こちらも再度注目だ。
2011年 レディアルバローザ(母父ナスルーラ系)
2010年 キャプテントゥーレ(母父ナスルーラ系)
プロヴィナージュ(母母父ナスルーラ系)
アドマイヤメジャー(母母父ナスルーラ系)
2009年 キャプテントゥーレ
2008年 キャプテンベガ(母父ナスルーラ系)
今年はダンビュライト、ステイフーリッシュ、サイモンラムセス、マイネルフロストが該当する。上位人気を脅かす存在となりうるか注目だ。
出走予定馬・種牡馬コース成績
マンハッタンカフェ 7-12-14- 67 / 7.0% / 33.0%
キングカメハメハ 19-13-13- 91 / 14.0% / 33.1%
ステイゴールド 13-21-14- 79 / 11.6% / 29.5%
ルーラーシップ 4- 2- 1- 13 / 20.0% / 35.0%
ディープインパクト 32-27-20-127 / 15.5% / 38.3%
ダイワメジャー 3- 4- 5- 27 / 7.7% / 30.6%
集計期間:2013.1. 1 〜 2017. 12. 28
解説・分析:注目血統は?
ディープインパクト・キングカメハメハが勝率も含めて上位の成績を残している。出走数は少ないもののルーラーシップ産駒の安定性も見逃せない。仕切り直しの一戦となるダンビュライトに注目だ。