コラム– category –
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長距離レースはなぜ面白いのか?天皇賞春に見た競馬の魅力と醍醐味
淀の3200mに心躍った競馬ファンは多かったのではないだろうか? 5月3日に京都競馬場で行われた天皇賞春(GI/芝3200m)は極上のエンターテイメントだった。スタートから巻き起こる熾烈なポジション争い、各馬が正面スタンド前を通り過ぎる際の高揚感、向こ... -
ロイスアンドロイス、90年代を代表する最強の重賞未勝利馬〜時代を彩ったバイプレーヤーたち〜
シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル――。 どんな時代も華々しい主役たちが競馬界を引っ張り、ファンを魅了する。そんな主役たちが輝く傍には、必ずと言っていいほどスターホースを引き立てるバイプレーヤーがいる。古... -
ウインバリアシオンが種牡馬になれなかった“事情”…経営方針と血の飽和
【追記】5月6日、一転して種牡馬入りが決定! ウインバリアシオンが種牡馬入り!乗馬から一転、オルフェーヴルと“再戦”へ 【追記】5月7日、JRAの発表が誤報だったと判明……やっぱり乗馬に ウインバリアシオンは乗馬へ…JRA発表は行き違い「血統背景で種牡馬... -
ゴールドシップと横山典弘、天皇賞春のロングスパートに隠された“思惑”とは?
“3度目の正直”ということわざはゴールドシップのためにあった――。 少なくとも5月3日、淀の3200mに魅了された競馬ファンはそう考えたはずだ。 過去2回の天皇賞春では人気に支持されながら期待を裏切った。今回に関しても「2度あることは……」という声が少な... -
華麗なるレーヴドスカー一族!驚異の優秀さと垣間見える“呪い”
またも偉大な母が重賞ウィナーを産んだ。 5月2日に行われた日本ダービートライアルの青葉賞(GII/芝2400m)でレーヴミストラル(牡3)が勝利し、重賞初制覇を達成したのだ。 レーヴミストラルの強さについては別の機会で触れるとして、今回は“偉大な母”レ... -
悲運の名馬アグネスタキオンが産駒全世代で重賞制覇を達成!活躍を振り返る
アグネスタキオンが快挙を成し遂げた。 26日に行われたマイラーズカップ(GII/京都芝外回り1600m)をレッドアリオン(牡5)が制した。これで2003年の初年度産駒から数えて6世代連続で重賞を制覇。アグネスタキオンは2009年に死去し、レッドアリオンの世代... -
「競馬=ギャンブル」と嫌悪感を抱く人へ!「馬券=入場料、観戦料」である
競馬は本当に楽しい。魅力がたくさんあって、知れば知るほど「ファンの数だけ楽しみ方がある」と実感します。 ・予想を楽しむ ・純粋に馬や騎手を応援する ・血統から生まれたドラマに涙する ・かわいい馬を見てキュンキュンする どうやって楽しむかは人そ... -
影の最強種牡馬ブラックタイド!ディープインパクトの兄は脇役じゃない
どの世界でも“天才”を兄弟に持った者は苦労する。 浅田真央さんを妹に持った浅田舞さんは「グレてしまった」(本人談。詳しくは『しくじり先生』をご覧あれ)ようだし、後藤真希さんを姉に持った祐樹さんもまぁすごいグレようだ。 今の種牡馬界における“兄... -
武豊騎手とエイシンヒカリに“欅の向こう側に置き忘れた夢の続き”を見よう
ディープインパクト産駒のエイシンヒカリ(牡4)が、武豊騎手と新コンビを組むことになった。同馬はデビューから5連勝でオープンを突破。アイルランドトロフィーで見せた大逃げは、競馬の枠を超えて世間の注目を集めた。 そんな話題馬と武豊騎手の“出会い”... -
武豊騎手の“GI外枠伝説”は続く?驚異の8枠ピンク帽回数と成績を振り返る
「ちょっと多すぎないですか?(苦笑)」 最近、武豊騎手が頭を悩ませている“伝説”がある。それが、GIにおける“ピンク帽回数”の多さだ。GIの枠順発表後、武豊騎手が“ぼやく”のは、もはや通例となっている。それほど、8枠を引く回数が多いと感じているよう... -
エピファネイアのドバイWC惨敗は必然?浮かび上がる3つの“準備不足”
3月28日に行われたドバイワールドカップで最下位の9着に終わったエピファネイア。昨年のジャパンカップで圧勝し、ジャスタウェイに次ぐ世界レーティング2位に評価されたことでドバイでも注目されていたが、結果は惨敗に終わった。 挑戦が失敗に終わるのは...