フィリーズレビュー2021の競馬予想分析!3つのデータから導く危険な人気馬

2021年3月14日、阪神競馬場でフィリーズレビュー(GⅡ/芝1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるオパールムーン、ヨカヨカ、エイシンヒテン、シゲルピンクルビー、ラヴケリーらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にしていく。


目次

フィリーズレビューの人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は2勝、2着は2回、3着はなし。意外なのは1倍台だった馬、2倍だった馬がそれぞれ1頭しかいなかった。しかも未勝利である。

3倍台に良績が集まる一方、人気は少しバラけている。伏兵馬も結構飛んでくるので取捨選択がとても大事だ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 阪神JF組の取捨選択

前走阪神JF組(8- 3- 6-10)
勝率 29.6% │ 複勝率 63.0%

チューリップ賞では阪神JF組が勝ちまくっているが、フィリーズレビューではわずか1勝、距離短縮で変わり身、なかなかそういうことにはならないようだ。

傾向を見ると、前走1秒前後負けている馬の巻き返しが目立つ。ただ5番人気以内で多少任期を裏切った馬、もしくは掲示板以内、ここで区切りたい。

シゲルピンクルビーは阪神JFで11番人気17着と惨敗。姉はシゲルピンクダイヤ、距離が短くなって走っても不思議ではないが。

予想参考データ② 距離延長は要注意

距離別成績を見ると2つに分かれる。同距離かマイルからの距離短縮か、この2つに絞られる。1200メートルからの距離延長は過去10年で33頭いるが、すべて着外、これは偶然ではないだろう。

ラヴケリー、ミニーアイル、スティクス、ゴールドチャリス、クープドクール、テリーヌが前走1200メートルからの距離延長。

全てを消すのは乱暴にしても、穴馬狙いの人は吟味して穴馬を絞っていくべきだろう。

予想参考データ③ それぞれの馬の前走レベル

オパールムーン、ヨカヨカ、シゲルピンクルビーなどの前走は阪神JFだったが、ソダシの勝ちタイムは優秀だった。1枚足りなかったメイケイエールですらなんとかチューリップ賞で1着をつかみとっている。ヨカヨカ、オパールムーンはそこから遅れをとっているとなると、あまり狙いたくはない。特にオパールムーンはメイケイエールとの差が変わっていないので、そこもなかなか。

エイシンヒテンの前走はクイーンカップだったが、こちらは十分立派な結果。エイシンヒテンは逃げを打ち、走破タイム自体は悪くない。ただ外枠に入り、ここから逃げを打つとなると、距離短縮もあるから難しく、外々を回らされる可能性が。先週は内が伸びており、果たして先頭を取り切れるのか。

ラヴケリーの前走は黒松賞だったが、ペース的にもタイム的にもまずまずだが、この馬は相手なりに走るタイプか。人気にはなるが、1着まではないタイプ。思い切って切ってもいいかもしれない。

2021年の危険な人気馬は?

ラヴケリーは人気になる見込みだが、距離延長がどうか。そして、相手がどうなってもある意味安定した着順。しかし、この舞台で同じことができるかどうか。フィリーズレビューの好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、エイシンヒテンは3つ目の消しデータに合致している。内枠だったら面白かったが、外枠で距離短縮だと少し忙しくなかなかペースを作るのが難しい。

反対にヨカヨカは危険なデータに一つも当てはまらない。前走と同じ枠番で、すんなりとスタートを出せれば前走レベルの健闘は見込める。元々は距離が短い方がいいタイプで、阪神1400はいかにも合いそう。九州産馬の大偉業を果たすチャンスは十分にある。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ヨカヨカと言えそうだ。

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