2019年4月14日、中山競馬場で皐月賞(GⅠ/芝2000m)が行われる。JRAは開催に際し、出走馬と枠順を確定した。
今回は発表された出走馬と枠順・馬番の一覧を見ていく。また、過去のデータを振り返り、有利な枠や不利な枠の傾向を探っていこう。
果たしていい枠を引いたのは? 枠順に泣く有力馬はいるのか? 枠順発表の結果、浮上してくる穴馬とは?
なお、特別な注釈がない限り、データは過去10年のものとする。
目次
2019年:皐月賞の出走馬・枠順
1枠1番 アドマイヤマーズ 牡3 / 57kg M.デムーロ騎手 友道康夫厩舎
1枠2番 サトノルークス 牡3 / 57kg 池添謙一騎手 池江泰寿厩舎
2枠3番 ファンタジスト 牡3 / 57kg 武豊騎手 梅田智之厩舎
2枠4番 ダノンキングリー 牡3 / 57kg 戸崎圭太騎手 萩原清厩舎
3枠5番 ランスオブプラーナ 牡3 / 57kg 松山弘平騎手 本田優厩舎
3枠6番 クラージュゲリエ 牡3 / 57kg 横山典弘騎手 池江泰寿厩舎
4枠7番 ヴェロックス 牡3 / 57kg 川田将雅騎手 中内田充正厩舎
4枠8番 ニシノデイジー 牡3 / 57kg 勝浦正樹騎手 高木登厩舎
5枠9番 メイショウテンゲン 牡3 / 57kg 三浦皇成騎手 池添兼雄厩舎
5枠10番 シュヴァルツリーゼ 牡3 / 57kg 石橋脩騎手 堀宣行厩舎
6枠11番 ラストドラフト 牡3 / 57kg A.シュタルケ騎手 戸田博文厩舎
6枠12番 サートゥルナーリア 牡3 / 57kg C.ルメール騎手 角居勝彦厩舎
7枠13番 ブレイキングドーン 牡3 / 57kg 福永祐一騎手 中竹和也厩舎
7枠14番 ダディーズマインド 牡3 / 57kg 宮崎北斗騎手 青木孝文厩舎
7枠15番 クリノガウディー 牡3 / 57kg 藤岡佑介騎手 藤沢則雄厩舎
8枠16番 タガノディアマンテ 牡3 / 57kg 田辺裕信騎手 鮫島一歩厩舎
8枠17番 アドマイヤジャスタ 牡3 / 57kg 岩田康誠騎手 須貝尚介厩舎
8枠18番 ナイママ 牡3 / 57kg 柴田大知騎手 武藤善則厩舎
過去の枠順傾向・良馬場
1枠 ( 1- 0- 0-10/11 )
勝率 9.10% │ 単勝回収値 46
複勝率 9.10% │ 複勝回収値 17
2枠 ( 1- 2- 0- 9/12 )
勝率 8.30% │ 単勝回収値 38
複勝率 25.00% │ 複勝回収値 151
3枠 ( 0- 1- 0-11/12 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 8.30% │ 複勝回収値 12
4枠 ( 1- 1- 1- 9/12 )
勝率 8.30% │ 単勝回収値 30
複勝率 25.00% │ 複勝回収値 62
5枠 ( 0- 0- 1-11/12 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 8.30% │ 複勝回収値 111
6枠 ( 1- 0- 2- 9/12 )
勝率 8.30% │ 単勝回収値 186
複勝率 25.00% │ 複勝回収値 78
7枠 ( 0- 1- 1-15/17 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 11.80% │ 複勝回収値 60
8枠 ( 2- 1- 1-13/17 )
勝率 11.80% │ 単勝回収値 217
複勝率 23.50% │ 複勝回収値 84
過去の枠順傾向・稍重・重・不良
1枠 ( 0- 0- 0- 6/ 6 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 0.00% │ 複勝回収値 0
2枠 ( 0- 0- 0- 6/ 6 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 0.00% │ 複勝回収値 0
3枠 ( 0- 0- 1- 5/ 6 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 16.70% │ 複勝回収値 33
4枠 ( 1- 0- 0- 5/ 6 )
勝率 16.70% │ 単勝回収値 241
複勝率 16.70% │ 複勝回収値 71
5枠 ( 0- 1- 1- 4/ 6 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 33.30% │ 複勝回収値 115
6枠 ( 0- 0- 1- 5/ 6 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 16.70% │ 複勝回収値 120
7枠 ( 2- 1- 0- 5/ 8 )
勝率 25.00% │ 単勝回収値 117
複勝率 37.50% │ 複勝回収値 115
8枠 ( 0- 1- 0- 7/ 8 )
勝率 0.00% │ 単勝回収値 0
複勝率 12.50% │ 複勝回収値 35
2019年の皐月賞レース展望
皐月賞は馬場状態によって傾向が異なる。枠順に関してもそうだ。
良馬場の場合、比較的偏りのない結果になっている。
一方、道悪になった場合は内枠の成績が下がり、中枠〜外枠に入った馬が好成績を残す傾向にある。
今回はダノンキングリー、サトノルークス、アドマイヤマーズらが内枠に入った。彼らにとっては良馬場なら問題ないが、馬場が渋るようだと歓迎とは言えなさそうだ。
一方、1番人気が予想されるサートゥルナーリアは6枠12番とやや外寄りの枠に入った。普通のGIなら内枠有利の傾向にあるためやや割引になるかもしれないが、皐月賞の場合は中枠〜外枠の成績が悪いわけではない。
このため、どんな馬場状態で行われるにしても、枠順を理由に評価を下げる必要はなさそうだ。