2019年4月14日、阪神競馬場でアンタレスステークス(GⅢ/ダート1800m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。
馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。
人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。
今回、人気が想定されるのはグリム、ウェスタールンド、テーオーエナジー、ヒラボクラターシュ、ロンドンタウンらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?
なお、今回は阪神開催へ変更された2012年以降を対象とした。
目次
アンタレスSの配当傾向
三連単の最高額配当は2017年の167,220円となっている。2012年も108,650円と10万超えの配当が出ている他、2013年を除いた全ての年で万馬券決着となっている。荒れる傾向のある重賞だけに穴馬の選定は必須だ。
単勝オッズは2015年(3,120円)を除くと全て人気馬が勝利しており、こちらは上位人気馬には逆らえない。
馬連は万馬券こそないが2012年(9,210円)や2017年(4,360円)など好配当も出ており穴馬もバランスよく選定することが重要だ。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 好走血統に注目
父系はダート路線で活躍するサンデーサイレンス系種牡馬とキングカメハメハを中心としたミスタープロスペクター系種牡馬が主に活躍している傾向にあり、ついでノーザンダンサー系種牡馬となる。
サンデー系種牡馬の傾向として、近年は母父ミスタープロスペクター系種牡馬の傾向が強い
2017年 モルトベーネ(母父アフリート)
2016年 サージェントバッジ(母父Fusaichi Pegasus)
2015年 クリノスターオー(母父ジェイドロバリー)/ナムラビクター(母父エンドスウィープ)
2014年 ナムラビクター
2012年 ゴルトブリッツ(母父Seeking the Gold)
非サンデー系では母父サンデー系の馬が活躍している。
2017年 ロワジャルダン(母父サンデーサイレンス)
2016年 アウォーディー(母父サンデーサイレンス)
2014年 ニホンピロアワーズ(母父アドマイヤベガ)
2013年 ニホンピロアワーズ
昨年は該当馬がいなかったが今年もこの傾向に注目だ。
予想参考データ② 先行馬に注目
先行脚質の馬が二桁人気で激走するケースもあり注目したい。以下に該当馬の人気と脚質を挙げた。
2015年 クリノスターオー(6人気/2-2-2-2)
2012年 アイファーソング(11人気/2-1-1-1)
予想参考データ③ 好走騎手に注目
激走馬の鞍上は阪神開催もあり、関西所属騎手が多い。特に該当コースに相性の良い騎手が実績通りに穴馬を上位に導くケースが多く、注目だ。
川田将雅騎手 ( 75- 56- 59-319)
勝率 14.7% │ 複勝率 37.3%
浜中俊騎手 ( 56- 43- 56-357)
勝率 10.9% │ 複勝率 30.3%
幸英明騎手 ( 47- 58- 57-522)
勝率 6.9% │ 複勝率 23.7%
2019年の穴馬候補は?
以上のデータから面白そうなのはアナザートゥルース、ナムラアラシ、マイネルオフィールだ。
アナザートゥルースは非サンデー系×サンデー系の条件を満たす唯一の該当馬、先行脚質である点も条件に合致しており期待したい。
ナムラアラシはコース相性の良い幸騎手騎乗に代わり前走からの巻き返しが期待される。
マイネルオフィールはダート系サンデー系×ミスタープロスペクター系の組み合わせであり警戒したい1頭だ。