2019年3月10日、阪神競馬場でフィリーズレビュー(GⅡ/芝1400m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向から、激走の可能性がある穴馬を予想していく。
馬券を買って回収率100%超を目指す上でカギになるのが、正確に穴馬をピックアップできるかどうかだ。
人気馬ばかり買っていても馬券では勝てない。穴馬選定の精度を高めることが、馬券で勝つことに直結してくるのだ。
今回、人気が想定されるのはアウィルアウェイ、レッドアネモス、ホウオウカトリーヌ、プールヴィルらだが、上位に割って入るのはどの人気薄馬になるのか?
なお、今回はコースが他場開催となった2011年を除いた過去9年のデータを対象とした。
目次
フィリーズレビューの配当傾向
過去10年を見ると、三連単の最高額配当は2014年の1750,540円で、その他に2009年(668,740円)も10万馬券となっている。2017年(9,570円)を除く全ての年で万馬券となっており波乱の要素が強いレースだ。
単勝オッズは最高配当が2010年(2,620円)となっており、他にも4桁配当が4年ある。2012年(350円)や2015年(360円)など人気馬の優勝も多いが人気薄の台頭も十分にある。
馬連は2014年(76,030円)がそれ以外も2017年(450円)を除き2,370円〜4,880円と4桁配当が多く、こちらも波乱傾向が出ている。
ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。
予想参考データ① 関西騎手騎乗の人気薄に注目
関東馬の参戦も多く見られるが、それでも人気に関係なく関西馬が優勢となっており騎手に関しても同様のことが言える。
2018年 リバティハイツ(8人気/北村友一騎手)
2016年 ソルヴェイグ(8人気/川田将雅騎手)
2015年 ペルフィカ(7人気/菱田裕二騎手)
2014年 ニホンピロアンバー(13人気/秋山真一郎騎手)
2013年 ティズトレメンダス(11人気/川須栄彦騎手)
2012年 ビアイッチアス(8人気/武豊騎手)/プレノタート(7人気/安藤勝己騎手)
2010年 サウンドバリアー(9人気/渡辺薫彦騎手)
2009年 ワンカラット(6人気/藤岡佑介騎手)/レディルージュ(15人気/鮫島良太騎手)
今年も関西馬・関西騎手騎乗馬から穴馬を選定したい。
予想参考データ② 逃げ・追い込みに注目
過去の激走馬に注目すると逃げ・追い込みなどの極端な脚質も馬が多く注目したい。以下に人気と道中の位置取りを挙げた。
2017年 ゴールドケープ(6人気/18-18)
2015年 ペルフィカ(7人気/12-13)
2014年 ニホンピロアンバー(13人気/1-1)
2013年 ティズトレメンダス(11人気/1-1)
2012年 プレノタート(7人気/16-13)
2010年 サウンドバリアー(9人気/13-12)
予想参考データ③ 好走血統に注目
サンデーサイレンス系の活躍が目立つことには変わりないがディープインパクトは苦戦傾向にある。サンデー系であればダイワメジャーやマンハッタンカフェ、非サンデー系ではキングカメハメハの系統が相性が良い。
ダイワメジャー ( 22- 25- 16-163)
勝率 9.3% │ 複勝率 27.9%
マンハッタンカフェ ( 14- 10- 5-113)
勝率 9.9% │ 複勝率 20.4%
キングカメハメハ ( 13- 13- 17-156)
勝率 6.5% │ 複勝率 21.6%
サンプル数は少ないがキングカメハメハ産駒のロードカナロアも成績は良く注目だ。
2019年の穴馬候補は?
以上のデータから面白そうなのはイベリス、キュールエサクラ、アスタールビーだ。
イベリスは浜中騎手騎乗、さざんか賞に続き逃げきりが期待される。父ロードカナロアでもあり注目だ。
キュールエサクラは藤岡佑介騎手騎乗、サンデー系で相性の良いマンハッタンカフェ産駒である。脚質も展開によっては逃げの一手を打つ可能性もあり注目したい。
アスタールビーは逃げて未勝利勝ちをおさめたばかりだが、勢いのあるロードカナロア産駒、関西所属の小牧騎手騎乗であり警戒が必要だ。