2018年11月3日、京都競馬場でファンタジーS(GⅢ/芝1400m)が行われる。阪神JFの前哨戦として重要な1戦である。今年はダノンファンタジー、レーヴドカナロア、レッドベレーザなどが出走を予定している。
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った(2018年が初年度の種牡馬を除く)。
目次
過去10年好走馬血統
<着順/種牡馬/母父馬>
2017年
1着キンシャサノキセキ / Kris S.
2着ダイワメジャー / Out of Place
3着ダイワメジャー / High Chaparral
2016年
1着Frankel / Pulpit
2着メイショウボーラー / フジキセキ
3着ハービンジャー / スペシャルウィーク
2015年
1着ディープインパクト / タイキシャトル
2着ディープインパクト / フレンチデピュティ
3着ディープインパクト / サクラバクシンオー
2014年
1着マツリダゴッホ / ヘクタープロテクター
2着マンハッタンカフェ / Grand Slam
3着ロージズインメイ / ダンスインザダーク
2013年
1着サクラバクシンオー / ボストンハーバー
2着クロフネ / サクラバクシンオー
3着クロフネ / ゴールドヘイロー
2012年
1着ケイムホーム / ダンシングブレーヴ
2着ウォーエンブレム / シングスピール
3着アドマイヤムーン/ テンビー
2011年
1着ファルブラヴ / エルコンドルパサー
2着ディープインパクト / ワイルドゾーン
3着アドマイヤムーン / タイキシャトル
2010年
1着クロフネ / タマモクロス
2着フジキセキ / フレンチデピュティ
3着クロフネ / サンデーサイレンス
2009年
1着スペシャルウィーク / Storm Cat
2着クロフネ / サンデーサイレンス
3着スペシャルウィーク / Alydar
2008年
1着スエヒロコマンダー / ラムタラ
2着ファルブラヴ / Pistolet Bleu
3着ダンスインザダーク / ブライアンズタイム
解析・分析:注目血統は?
サンデーサイレンス系が活躍しているが、他系統も活躍する傾向にあり、傾向が掴みにくいレースであるが、タイキシャトル・メイショウボーラーといった非サンデーのヘイロー系の活躍が目立つ。
2016年 ショーウェイ(父メイショウボーラー)
2015年 キャンディバローズ(母父タイキシャトル)
2014年 ウインソワレ(父ロージズインメイ)
2011年 ファインチョイス(母父タイキシャトル)
今年はヴァニラアイスが唯一の該当馬であり波乱の立役者となるか注目したい。
出走予定馬・種牡馬コース成績
<種牡馬/着別度数/勝率/複勝率>
ノヴェリスト 2- 1- 0- 3 / 33.3% / 50.0%
ケイムホーム 0- 1- 2-18 / 0.0% / 14.3%
キンシャサノキセキ 4- 3- 2-48 / 7.0% / 15.8%
ディープインパクト 14-13- 7-80 / 12.3% / 29.8%
スウェプトオーヴァーボード 3- 0- 1-22 / 11.5% / 15.4%
ロードカナロア 4- 2- 1- 9 / 25.0% / 43.8%
解説・分析:注目血統は?
2桁勝利を挙げているディープインパクトが抜けた成績を誇っている。ダノンファンタジーやレッドベレーザの好走に期待がかかる。昨年3区がデビューしたノヴェリストやロードカナロアも出走回数が少ないものの現在までに安定した成績を残しておりこちらの産駒の走りにも注目したい。