2018年10月27日、東京競馬場でアルテミスS(GⅢ/芝1600m)が行われる。ビーチサンバ、ウインゼノビア、グレイシア、シェーングランツ、ミリオンドリームスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
当コーナーでは、過去のデータやレース傾向から勝ち馬を導き出していく。なお、データは第1回からの過去6年を対象とする。
目次
データ① 実績
勝ち馬6頭中4頭に芝レースでメンバー最速の上がり3Fをマークして勝った経験があった。
また、勝ち馬6頭中4頭がキャリア2戦だった。キャリア1戦で優勝した2017年ラッキーライラックは、のちに阪神ジュベナイルフィリーズを勝つなど活躍。よほど能力が高い馬でなければ、2戦以上経験している方がいい。
データ② 前走
勝ち馬全6頭の前走が芝1600m以上のレースで、うち5頭がそこで1着だった。なお、GⅢに格上げされた2014年以降の勝ち馬4頭はいずれも、前走が芝1600~1800mの新馬戦か未勝利戦で1着だった。
データ③ 所属
美浦【2・4・2・57】(勝率 3.1%、連対率 9.2%)
栗東【4・2・4・24】(勝率11.8%、連対率17.6%)
関西馬が優勢。
データ④ 人気
1番人気【2・2・0・2】
2番人気【2・1・0・3】
3番人気【0・0・0・6】
結論
中心となるのは、関西馬のエールヴォア。デビュー戦で2着後、阪神芝1800mの未勝利戦でメンバー最速の上がり3F34.7秒をマークして6馬身差の圧勝した。
関東馬ながら、2戦2勝のグレイシア、2戦1勝2着1回のミディオーサも有力になる。
キャリア1戦組の中では、阪神芝1600mの新馬戦を上がり最速で快勝したビーチサンバに期待できる。