重馬場も?宝塚記念2018が道悪になったら…雨に強い血統と種牡馬一覧

2018年6月24日、阪神競馬場で宝塚記念(GⅠ/芝2200m)が行われる。サトノダイヤモンド、ダンビュライト、キセキ、ヴィブロス、サトノクラウン、ミッキーロケット、ストロングタイタンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

しかし、天気予報はあいにくの雨。稍重(やや重)、重馬場、不良馬場といった道悪の中で開催される可能性がある。

では、馬場が渋ったときに台頭してくる馬とは、どんな馬なのか? 強調できる血統をデータを見ながら分析していくことにしよう。


目次

出走予定馬の重馬場実績は?

着別度数
サトノクラウン4- 1- 0- 1/ 6
サトノダイヤモンド2- 0- 1- 0/ 3
ミッキーロケット1- 3- 0- 4/ 8
スマートレイアー1- 2- 0- 3/ 6
ダンビュライト1- 1- 1- 1/ 4
パフォーマプロミス1- 1- 0- 1/ 3
アルバート1- 1- 0- 1/ 3
タツゴウゲキ1- 0- 1- 2/ 4
ステファノス1- 0- 1- 3/ 5
キセキ1- 0- 0- 0/ 1
サイモンラムセス0- 4- 2- 6/12
$ストロングタイタン0- 2- 0- 0/ 2
ヴィブロス0- 1- 0- 0/ 1
ノーブルマーズ0- 0- 5- 1/ 6
ゼーヴィント0- 0- 0- 1/ 1

集計期間:2013. 4. 7 ~ 2018. 3.11

道悪の鬼サトノクラウンの成績が光る。昨年の宝塚記念では稍重の中で国内GI初制覇を達成。天皇賞秋ではキタサンブラックに迫る2着と健闘した。

一番人気が予想されるサトノダイヤモンドも悪くない戦績を残している。ただし、これはやや疑ってかかったほうがよさそうだ。2勝は新馬戦、500万条件と、いずれも2歳時に記録したもの。そして3着に入った金庫賞は2番人気3着と人気を裏切っていた。

フォワ賞や凱旋門賞では惨敗を喫し、重たい馬場が得意ではないことを露呈した。道悪がプラスに働くかどうかは疑わざるを得ないだろう。

道悪で強調できる種牡馬は?

種牡馬着別度数
ディープインパクト40- 52- 55-410/557
キングカメハメハ26- 30- 23-282/361
ステイゴールド26- 25- 31-356/438
ジャングルポケット8- 13- 19-147/187
ルーラーシップ7- 8- 8- 87/110
ブラックタイド3- 9- 15-104/131
Marju3- 0- 0- 1/ 4
マーベラスサンデー2- 0- 1- 13/ 16
アドマイヤドン1- 0- 1- 4/ 6

種牡馬勝率複勝率単回値複回値
ディープインパクト7.2%26.4%7783
キングカメハメハ7.2%21.9%7461
ステイゴールド5.9%18.7%8769
ジャングルポケット4.3%21.4%8068
ルーラーシップ6.4%20.9%4772
ブラックタイド2.3%20.6%28160
Marju75.0%75.0%565245
マーベラスサンデー12.5%18.8%648118
アドマイヤドン16.7%33.3%8070

集計期間:2014. 2. 8 ~ 2018. 6.16

※芝1600〜2400mが対象
※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※やや重、重馬場、不良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外

ディープインパクトは好走率こそ高いが、回収率の数値は並。キングカメハメハやステイゴールドはあまりよくないという成績になっている。

ただし、重賞に絞るとステイゴールド産駒は単複回収値150超。ディープインパクト産駒も単勝回収値150オーバーと、成績を上げてきている。(キングカメハメハは変わらず低調)

マルジュー、ルーラーシップはサンプルが少ないためなんとも言えないが、現役時代や代表産駒の戦績を見る限り道悪は問題ないだろう。実際、ルーラーシップ産駒のサンリヴァルは今年の皐月賞で9番人気2着と激走している。スピードではサンデー系にかなわないだけに、馬場が渋るのはプラスに働くと言えるだろう。

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