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上半期のトライアルレースである宝塚記念が6月24日に行われる。GI馬のサトノダイヤモンド、ヴィブロス、キセキ、サトノクラウンに加えて、香港馬ワーザーなど豪華な顔ぶれとなった。但し、確固たる馬が見付からず混戦ムード漂うレースとなりそうだ。

伏兵的な存在と目されているのが、ストロングタイタンである。前走の鳴尾記念では、初となる重賞制覇を成し遂げ、ここに来ての充実度は目を見張るものがある。今回は、ストロングタイタンが有力馬を蹴落としてGIの頂を極める可能性について探っていくことにする。


条件①年齢

ストロングタイタンは、同厩舎のサトノダイヤモンドと同じく5歳馬である。過去10年における宝塚記念の年齢別成績を下記に記すので、ご覧いただきたい。

年齢勝率連対率複勝率
4歳6.2%10.2%22.4%
5歳11.9%23.8%31.0%
6歳7.7%19.2%23.1%

如何だろうか。過去10年で5勝、2着5回、3着3回と他の年齢と比べても突出した成績を残しているのが、5歳馬であるのだ。ストロングタイタンの場合、レース選択をしっかりと行えていることからも、レースによる使い減りが他馬と比べて少なく、上昇度は高い馬といえるだろう。

条件②前走1着馬が好走

前走1着から宝塚記念に臨んだ馬が好成績を残している。無論、当たり前ともいえる事柄ではあるが、オープンクラス以上で尚且つ1着に入線した馬の宝塚記念における成績がこちら。前走1着馬(OP以上)の成績である。

勝率連対率複勝率
10.7%21.4%32.1%

前走の段階で、出走ライン以上の収得賞金を獲得していた有力馬は別として、上がり馬として臨んでくる馬に関しては、前走1着馬の期待値が当然ながらも高いといえる。また脚質的にも逃げ・先行馬が激走するシーンが多く見受けられる宝塚記念において、先行力を活かす競馬をデビュー当時から見せるストロングタイタンは、ぴたりと嵌る前走内容・脚質の持ち主といえるだろう。

条件③陣営サイド

大きな舞台になればなるほど、重要になるのが、陣営サイドの経験値である。ストロングタイタンを管理するのはドリームジャーニー、オルフェーヴル、ラブリーデイの計3頭にて宝塚記念を勝利している池江泰寿調教師。今年こそ調教師リーディング24位と好調時に比べて勝利数は少ないものの、大舞台の経験値に関して言わずと知れた名トレーナーである。

またストロングタイタンの馬主は、桜花賞・オークスで2冠を達成したアーモンドアイと同じシルクレーシングである。今回の宝塚記念では、木村哲也厩舎のゼーヴィントとの2頭出しを行っている背景からも、更なるGI獲りに虎視眈々といえ、陣営サイドの盤石な布陣もストロングタイタンを後押しすることのできる要因のひとつだ。

まとめ

有力馬として目される馬の中には、近走で凡走を繰り返している馬も含まれており、混戦模様の宝塚記念。その中で、ストロングタイタンに関しては今走における条件好転の上積みが多いといえる。ただし、初となる2200mの距離、初の斤量58キロなどマイナス要素が決してないわけではないが、GIレースを勝ち切るだけの能力は兼ね備えている馬だけに楽しみが大きいのも事実だろう。今週末の競馬開催では、ストロングタイタンに主眼を置いて楽しんでいただければ幸いだ。

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