剛腕は唸るか。
2018年3月31日(日本時間24時40分)、メイダン競馬場でドバイターフ(GI/芝1800m)が行われる。ヴィブロス、リアルスティール、ネオリアリズム、ランカスターボンバーらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
ここ4年で3回日本馬が優勝しているこのレースには今年も大きな注目が集まる。今年はネオリアリスムや過去の覇者リアルスティール、ヴィブロスなどが出走を予定しているが、ここでは前哨戦を制したブレアハウスについて見ていきたい。
目次
ポイント① 抜群の臨戦仮定
前走では今回と同条件のジェベルハッタで優勝している。今回も人気の一角となりそうなベンバトルを抑えての価値ある勝利だった。
開催時期的に、休み明け始動戦となる馬も多い中しっかり連勝でここに挑む優位さは大きいだろう。順調度で差を見せる。
ポイント② 速さのある血筋
日本でも活躍馬が目立つスピードのある血統構成も魅了だ。
父ピヴォータルは直仔こそ国内では目立たないが、ブルードメサイヤーとしてはミッキーロケットやダノンジェラート、トリコロールブルーなどの血統表でその名を目にする。
また母父のドバウィに関しては先日リバティハイツの大駆けがあったばかりだ。日本国内の芝戦線でも十分通用しているスピード能力を今回を見せてくれるだろう。
まとめ
ここまで見てきたようにブレアハウスは面白い存在以上となれそうだ。
近年は日本馬を中心に遠征組の躍進が目立ち、なかなかこの舞台で結果を残せていない地元UAE勢。今年は意地の走りが見られるのではないか。
内がごちゃつくことも目立つワンターンのこのコース。大外からスイスイ伸びるシーンがあっても不思議はない。鞍上は頼りになるウィリアム・ビュイックだ。
文=櫻井 秀幸