オーシャンS2018の競馬予想分析…過去の血統と種牡馬、明確な共通点とは?

2018年3月3日、中山競馬場でオーシャンS(GⅢ/芝1200m)が行われる。高松宮記念に向けての最後のステップレースとなり、本番に見据えた馬達が数多く出走を予定している。阪急杯組に対抗しうる馬が現れるのか注目したい一戦である。

開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。

今回、好走血統は過去10年、コース・距離別種牡馬成績は2013年以降のレースより集計を行った。


目次

過去10年好走馬血統

着順人気種牡馬母父馬
11Fastnet RockSecret Savings
23ダイワメジャーMore Than Ready
34バゴステイゴールド
15BelgraviaSiphon
24アドマイヤムーンサクラバクシンオー
38アドマイヤコジーンタヤスツヨシ
17サクラプレジデントCure the Blues
21アドマイヤムーンサクラバクシンオー
34ディープインパクトSouvenir Copy
13グラスワンダーウイニングチケット
211アドマイヤコジーンタヤスツヨシ
39タイキシャトルStorm Cat
12サクラプレジデントCure the Blues
21サクラバクシンオーMiswaki
37ハーツクライKingmambo
19ファルブラヴPistoles Blue
25アグネスデジタルサンデーサイレンス
31メイショウオウドウBering
13サクラバクシンオーMiswaki
22フジキセキPleasant Colony
31タイキシャトルStorm Cat
12フジキセキPleasant Colony
27ForestryDanzig
38Grand LodgeLinamix
13マンハッタンカフェAffirmed
26Formal DinnerCrusader Sword
35OfficerSummer Squall
17アドマイヤベガターゴワイス
212ニホンピロウイナーキャロルハウス
36パラダイスクリークMountain Cat

解析・分析:注目血統は?

同レースで好走を繰り返すリピーターもいる中で上位を占める血統としてはミスタープロスペクター系がやや優勢ではあるもののロイヤルチャージャー系・二アークティック系も多く絡んでいるのがわかる。

母系も含めて考察すると、ナスルーラ系を含む血統の馬が好走するケースが近年目立つ。

クリスマス(父バゴ)
ハクサンムーン(母父サクラバクシンオー)
スノードラゴン(父アドマイヤコジーン)
スマートオリオン(母父ウイニングチケット)
ダッシャーゴーゴー(父サクラバクシンオー)

サクラバクシンオー以外の血でも好走例が目立ち、決して出走頭数の多くないなかでのこれらの好走馬をみると、今年も是非注目してみたいところだ。

今年の該当馬として過去にも2度好走歴のあるスノードラゴンが挙げられ、今回も上位争いに加われるか注目したい。

出走予定馬・種牡馬コース成績

種牡馬着別度数勝率複勝率
ローレルゲレイロ1-1-0-99.1%18.2%
マツリダゴッホ0-2-8-400.0%20.0%
シンボリクリスエス3-2-1-1415.0%30.0%
ディープインパクト6-1-5-4111.3%22.6%
Belgravia1-0-0-10.0%50.0%
ファルブラヴ0-1-0-230.0%4.2%
オレハマッテルゼ0-2-2-160.0%20.0%
サクラバクシンオー9-7-7-1027.2%18.4%
キンシャサノキセキ4-9-7-515.7%19.8%
クロフネ3-4-5-297.3%29.3%
アドマイヤコジーン2-3-3-256.1%24.2%
トワイニング1-1-1-710.0%30.0%
マンハッタンカフェ5-4-2-2215.2%33.3%
アドマイヤムーン8-12-6-5410.0%32.5%
アグネスデジタル2-1-0-1312.5%18.8%
キングカメハメハ4-4-3-457.1%19.6%
ダイワメジャー11-15-7-889.1%27.3%
ヨハネスブルグ4-1-3-280.0%10.5%
スウェプトオーヴァーボード6-3-2-4011.8%21.6%
メイショウボーラー2-1-2-335.3%13.2%
Speightstown0-0-1-20.0%33.3%

集計期間:2013.1. 1 ~ 2017. 12. 28

解説・分析:注目血統は?

短距離路線でのアドマイヤムーン産駒の安定した成績はこの条件でも変わらずみられるが、それ以上に好成績を残しているのがシンボリクリスエスとマンハッタンカフェだろう。

その他にサンプル数が少ないながら複勝率の高いトワイニング、前述の3頭には成績が劣るがレッドファルクスを輩出しているスウェプトオーヴァーボードも比較的好成績を残せておりここでも注目してみたい。

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