阪急杯2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は？高松宮記念の前哨戦を展望

2018年2月25日、阪神競馬場で阪急杯（GⅢ／芝1400m）が行われる。

レッドファルクス、モズアスコット、ダイアナヘイロー、ディバインコード、モーニンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか？　台頭する可能性を秘めた伏兵とは？

出走馬のおさらい、予想オッズの展望、過去の傾向（上位馬）を振り返っていこう。

日程・概要

2018年 2月25日(日)　1回阪神2日目　18頭　[仮想出馬表] 【１１Ｒ】　 第62回阪急杯
４歳以上・オープン・Ｇ３(別定)(国際)(指定)　芝1400m・内 (A)

出走予定馬・登録馬

昨年のスプリンターズSで連覇を果たした短距離王、レッドファルクスは今年はこのレースからの始動。唯一の58キロを背負うものの無様なレースはできないか。

昨年は年末の香港スプリントの疲れが抜けず、ぶっつけで高松宮記念を使った同馬であるが、今年はマイルCSからこのレースを叩いて高松宮記念と、青写真通りのローテーションが組まれている。

芝ダート問わず、脚さえ貯まれば一気の末脚でレースを終わらせることができる破壊力が魅力だ。

距離適性も1200～1600mまで通して実績があるものの、前走のマイルCSを見る限り、若干馬体面も含めスプリンターに寄ってきた印象がある。

父スウェプトオーヴァーボードの一本調子な面が強調されてきており、道中少し緩んだ前走のマイルCSは上手く脚が溜まらなかったか。

そういった面では距離短縮になる今回は悪くない臨戦過程だろう。

パワーで末脚を伸ばすタイプであり、直線の坂も苦にしない。同様に斤量の58キロも特に問題視する必要はなさそうで、まともなら好勝負必死だ。

再度の重賞挑戦でモズアスコットが巻き返しを狙っている。

フランケル産駒ということと、名門矢作厩舎の高い評価も相俟って、遅れたデビュー戦から注目を集めてきたが、チグハグなレースが続いてスンナリ未勝利脱出とはいかなかった同馬。

それが短距離路線に舵を切ると、能力の違いを見せつけて連戦連勝。昨年11月の渡月橋Sでは金沢の名手・吉原騎手を背にレベルの違う末脚を披露し、準オープンを突破した。

その余勢を駆って挑戦した前走の阪神カップ(GⅡ)でも人気に支持されたが、レコード決着のレース展開に最後若干伸びを欠いて4着と敗退。

重賞の壁に当たったようにも見えるが、負けたのはイスラボニータ、ダンスディレクター、サングレーザーというレベルの高い面子であっただけに、単純にそう考えるのは早計だろう。

テンに遅く位置が取れないのは気になるが、しっかり折り合えれば強烈な末脚が期待できる。開幕週の馬場が合うかどうかは微妙なところだが、成長著しく逆転があっても不思議ではない1頭。

引退する福島信晴調教師が送り出すダイアナヘイローは武豊騎手とのコンビ継続でこのレースに挑戦する。

単純な距離延長と坂のあるコースに変わるのはプラスとは言えないが、今回のメンバーならすんなりハナにいけそうなのと、この馬にとっては開幕週の馬場は絶好の印象がある。

気分一つで逃げ切りが合ってもおかしくはない。

関東からはディバインコードが意欲の遠征。

勝ち味に遅いところはある馬だが、条件を問わず堅実に差を詰めてくる点は魅力である。どうにか賞金を加算したい状況にあり、ここも勝負の遠征だろう。

もう1頭のGⅠ馬・モーニンも侮れない1頭。

フェブラリーS勝ちのあるダート界のトップホースが前走の阪神カップで芝に初挑戦した。走法から芝では……の印象があったが、前半こそ置かれたものの最後はメンバー２位の末脚を披露し6着まで追い込んだ。

芝適性云々よりも、砂を被らないという点とペースが速めになるという点で集中力が途切れなかったのが大きい。芝２戦目で上積みあれば面白い。

他にも、距離短縮で末脚見せたカラクレナイ、ハマれば味のあるレースをするヒルノデイバロー、DDSPの影響さえなければというシュウジなどが一発を狙っているメンバー構成だ。

登録馬は以下の通りだ。

想定・予想オッズ