2017年12月2日、阪神競馬場でチャレンジカップ(GIII/芝内回り2000m)が行われる。モンドインテロ、デニムアンドルビー、サトノクロニクル、マキシマムドパリらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?
開催に際し、どのような血統の馬がいい成績を残しているのか、同コースでどのような血統の馬が台頭しているのか、過去のデータをもとに見ていくことにしよう。
なお、好走血統は過去10年、コース種牡馬成績は2014年以降(精度を高めるために1、2番人気の人気馬、および単勝100倍以上の人気薄、新馬戦、長期休み明けなどの不確定要素が多いレース=血統意外の要因で決着した可能性が高いレースは、集計から除外)を参考に考察していく。
目次
過去10年好走馬血統
※今年から開催条件が変更になったため、今回はなし
解説・分析:注目血統は?
※今年から開催条件が変更になったため、今回はなし
出走予定馬・種牡馬コース成績
種牡馬 | 着別度数 |
---|---|
ディープインパクト | 7- 5- 8-66/86 |
ステイゴールド | 6- 3- 4-36/49 |
キングカメハメハ | 5- 5- 6-34/50 |
ハーツクライ | 2- 9- 5-44/60 |
メイショウサムソン | 2- 1- 1-18/22 |
ヴィクトワールピサ | 1- 1- 0- 5/ 7 |
タニノギムレット | 1- 0- 1- 8/10 |
スペシャルウィーク | 1- 0- 0-11/12 |
ドリームジャーニー | 0- 1- 2- 6/ 9 |
バトルプラン | 0- 0- 0- 2/ 2 |
種牡馬 | 勝率 | 複勝率 | 単回値 | 複回値 |
---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 8.1% | 23.3% | 154 | 65 |
ステイゴールド | 12.2% | 26.5% | 148 | 86 |
キングカメハメハ | 10.0% | 32.0% | 149 | 97 |
ハーツクライ | 3.3% | 26.7% | 26 | 118 |
メイショウサムソン | 9.1% | 18.2% | 198 | 90 |
ヴィクトワールピサ | 14.3% | 28.6% | 91 | 77 |
タニノギムレット | 10.0% | 20.0% | 121 | 70 |
スペシャルウィーク | 8.3% | 8.3% | 412 | 70 |
ドリームジャーニー | 0.0% | 33.3% | 0 | 86 |
バトルプラン | 0.0% | 0.0% | 0 | 0 |
集計期間:2013. 2.23 ~ 2017.10. 1
※3番人気〜単勝100倍未満が対象
※良馬場開催が対象
※長期休み明けなど、明らかなマイナス要素を持つ馬は除外
解説・分析:注目血統は?
内回りという直線が短いコースながら、ディープインパクト、キングカメハメハ、ステイゴールドといったクラシック種牡馬たちが軒並みいい成績を挙げている。
また単勝回収値こそ低いものの、ハーツクライ産駒の好走率、複勝回収値も100オーバーで水準以上だ。
阪神は芝質が重たく、直線に坂がある。JRAの競馬場の中で最も純粋な力が問われる条件といっても過言ではない。このため、力のあるクラシック血統馬たちが力を出して上位に来ているわけだ。
ちなみにチャレンジカップは2011年まで、9月に阪神内回り芝2000mで行われていた。そこから遡って過去5年の勝ち馬の種牡馬を並べていくと……
キングカメハメハ
アグネスタキオン
アグネスタキオン
ステイゴールド
スペシャルウィーク
ご覧の通り、いずれも自身がクラシックホースか、種牡馬としてクラシックホースを輩出した馬ばかりだ。
要するに、阪神内回り芝2000mでは直線の短さをあまり気にせず、クラシックホースたちの血に注目していくのがいいわけだ。