GI馬の共通点
マンハッタンカフェ産駒で芝のGIを制したのは3頭で、09年NHKマイルカップのジョーカプチーノ、同年秋華賞のレッドディザイア、11年天皇賞春のヒルノダムール。この3頭にはある共通点がある。それは母父ニジンスキー系であるということだ。
ジョーカプチーノは母父フサイチコンコルド、レッドディザイアはカーリアン、ヒルノダムールはラムタラだ。08年フローラSを制したレッドアゲートや、09年府中牝馬Sを制したテイエムオーロラも母系にニジンスキーの血を持っていた。マンハッタンカフェにとって非常に相性のいい血統であるといえる。
今年のオークスに出走する4頭のマンハッタンカフェ牝馬には、母系にニジンスキーを持つ馬はいない。つまり、オークスを制するためにはこの前例を打ち破らなければならないということになる。しかし、今年はマンハッタンカフェ牝馬の当たり年。桜花賞では人気を集めたものの不発に終わったマンハッタンカフェ牝馬。オークスでは、今までとは違うその勢いを爆発させることができるか。
【関連記事】
●ルージュバックは桜花賞でなぜ負けたのか?“優等生”マンカフェ産駒の呪縛
●優駿牝馬オークス(2015年)の人気馬は?勢力図と予想オッズを展望
●オークスに届かなかった馬たち〜ロカ、ダイワミランダ、フロレットアレーら〜
●エイシンヒカリと武豊騎手が刻んだ芸術的なラップとは?動き出した“夢の続き”
●ダサいなんて言うな!レッツゴードンキの真の強さと岩田康誠騎手の判断力
1 2