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2020年3月8日、中山競馬場で弥生賞(GⅡ/芝2000m)が行われる。今回は過去のデータやレース傾向を振り返り、当レースの危険な人気馬を予想していく。

馬券を買う上で特に重要なのは「どの馬を買うか」ではなく「どの馬が消しか」を見極めることだ。

人気馬を「買わない」と判断できれば、余った資金を軸馬の買い足しや穴馬の追加購入に回すことができる。そして人気馬が馬券圏外になれば配当が跳ね上がる。

「人気だから押さえようかな」と毎回人気馬を買ってしまうと回収率は落ちていく。だからこそ「買わない人気馬」を見つけることがカギになってくるのだ。

果たして、人気が想定されるオーソリティ、サトノフラッグ、パンサラッサ、ブラックホール、ワーケアらの中で危険なのはどの馬なのか。しっかり考察していこう。

過去10年のデータを参考にしていく。


弥生賞の人気馬成績

過去10年のデータを見ると、1番人気は5勝、2着は1回、3着はなし。1倍台後半の馬は5頭いて3勝しているが着外もある。

意外と伏兵馬が勝ちやすいのが弥生賞の特徴で、人気だから疑うことなく買うのは避け、根拠を持って購入することがきわめて重要だ。

ではここからは注目のデータをピックアップして紹介していこう。

予想参考データ① 前走GⅠ出走馬の取捨選択

前走GⅠ出走馬(2- 3-5-4)
勝率 14.3% │ 複勝率 71.4%

勝ち馬の少なさが気になるが、複勝率が7割を超えるのであれば、チェックしなければならない。基本的に選択肢は2つしかなく取捨選択はしやすい。

まず朝日杯組だが、中山開催だった時期より阪神開催になってからが多く良績を残す。朝日杯の勝ち馬がここも勝つケースもあるが、コンマ5秒負けまでがラインだ。

ホープフルステークスは、こちらはコンマ6秒負けまで、該当馬2頭とも4番人気だった。ただ同距離で結果が微妙だからか、3着が精いっぱいというのが今のところの傾向だ。

予想参考データ② 関東馬より関西馬

皐月賞のトライアルレースである弥生賞ディープインパクト記念だが、本番の前に走らせたいという思いが強い関西馬の陣営が多く、意欲的で勝率なども段違いにいい。

特にここ5年は伏兵馬が馬券に絡むのはたいてい関西馬であり、関東馬の人気薄が突っ込んでくケースは少ない。

ここ4年だと1頭しか関東馬が来ておらず、しかも前走新馬勝ち、雨も降っていて状況は良くなかった。さて、今年本当に信頼できる関東馬か見ておくべきだろう。

予想参考データ③ 逃げは残りにくい

2000メートルの弥生賞ディープインパクト記念だが、基本的に後方待機はノーチャンスとされるが、意外と後方からでも勝負になる。その代わり、上がりの脚は必須だ。

逃げが意外と残らず、2017年2着のマイスタイルしかない。とはいえ、4コーナーで5番手までに付けた馬が必ず馬券圏内に1頭以上入っており、先行馬と差し馬はチェックしたい。

パンサラッサかウインカーネリアンが逃げることになりそうだが、どちらもそれぞれの理由で不安があり、逃げの一手は少し危険かもしれない。

2020年の危険な人気馬は?

ブラックホールは人気になる見込みだが、ホープフルステークスで2秒近い負けは明らかなマイナス。体重が軽い中での斤量1キロ増は決してプラスではなく、ここから買うのは相当勇気がいる。弥生賞の好走条件に合致せず、危険な人気馬の一頭になりそうだ。

また、オーソリティは1つ目の消しデータに合致している。南アフリカのリーディングジョッキー、ヒューイットソン騎手が今週から短期免許で騎乗するが、いきなりトリッキーな中山というのはさすがにしんどいか。当たり外れが大きい外国人騎手、ちょっと厳しいように感じる。

反対にワーケアは危険なデータに一つも当てはまらない。早い話が消去法だが、ホープフルステークスのコンマ5秒負けは問題なく、ポジションを上げていく競馬も十分。ホープフルステークス組ばかりなので、ここはすんなりと勝ちたいところだろう。人気馬の中で最も不安要素が少ないのが、ワーケアと言えそうだ。

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